WordPress タグ の闇:記号が消えると何が起こる?

こんにちは、阿久梨絵です!
ある日、WordPressの投稿に「+1」という タグ を追加しました
更新後、表示を確認してみると…なんとタグ名が「#1」になっているではありませんか

え?入力したのは『+1』だったはずなのに…
過去にも「#1」というタグを使った記憶があり、これは偶然ではなさそうです。

タグとスラッグの関係がカギ

WordPressでは、タグ名とは別に「スラッグ(slug)」という内部識別用の文字列が自動生成されます。
このスラッグは、URLや内部処理に使われるため、記号が除外される仕様になっています。

たとえば

入力したタグ名自動生成されるスラッグ
#11
+11

つまり、「#1」も「+1」も、スラッグとしては同じ「1」になるのです。

なぜ「+1」が「#1」になるのか?

WordPressは、スラッグが同じタグを再利用する仕様になっています。
そのため、「+1」と入力しても、スラッグが「1」になることで、すでに存在していた「#1」タグが呼び出されてしまうのです。

結果として、「+1」と入力したはずなのに、表示上は「#1」になるという現象が起こります。

タグ運用で気をつけたいこと

この挙動は、タグを記号付きで細かく分類したい人にとっては注意ポイントです。
WordPressではスラッグに記号が使えないため、「#1」「+1」「*1」などはすべて同じ「1」として扱われる可能性があります。

タグの重複や意図しない表示を防ぐためには

記号を使わず、文字や数字のみでタグを設計する
スラッグを手動で設定して管理する
タグの一覧やスラッグの状態を定期的にチェックする

まとめ

WordPressのタグは見た目以上に“裏側”の処理が影響します。
記号を使ったタグは、スラッグの仕様によって意図しない挙動を引き起こすことがあるため、タグ設計は慎重に

「+1」と入力したのに「#1」が表示される――そんな違和感も、仕組みを知れば納得できます。
タグ運用にこだわる方は、ぜひ一度スラッグの挙動を確認してみてください。
阿久梨絵でした!

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