GAFA の終焉? ― なぜ“マイクロソフト”が加わりGAFAMになったのか

こんにちは、阿久梨絵です!
GAFA (Google・Apple・Facebook・Amazon)」――この呼び名は、長らく“世界を支配するIT四天王”として語られてきました。
しかし近年、そこに“M”=Microsoftが加わり、GAFAM(ガーファム)という新たな略称が定着しつつあります。

なぜ今さらマイクロソフト?
Windowsの会社でしょ?

そんなふうに感じたことがあるなら、この記事はきっとあなたに響くはずです。

実は、GAFAの時代が終わり、クラウド・AI・ビジネスインフラの覇者として再評価されたマイクロソフトが、静かに世界の主役に返り咲いているのです

GAFAからGAFAMへ ― 呼称の変化が示す“勢力図の再編”

GAFA:Google, Apple, Facebook, Amazon
消費者向けサービス(検索、スマホ、SNS、EC)で覇権を握った4社

GAFAM:Google, Apple, Facebook(Meta), Amazon, Microsoft
クラウド・AI・ビジネス基盤を含めた“社会インフラ企業”として再定義

この変化は単なる略語の違いではなく、テック業界の主役交代を意味しています。

なぜMicrosoftが加わったのか?

1. クラウド覇権:Azureの台頭

・Microsoft Azureは、Amazon AWSに次ぐ世界第2位のクラウドプラットフォーム
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える基盤として急成長

2. AI戦略の加速

・OpenAIとの提携により、ChatGPTやCopilotなどの生成AIを実用化
・AI開発者向けツール「GitHub Copilot」は180万人以上が利用

3. ビジネスインフラの支配力

・Word、Excel、Teamsなど、世界中の企業が依存する生産性ツール群
Microsoft 365はFortune500企業(米国企業の売上高ランキング上位500社
)の60%以上が導入

4. ゲーム・メタバース分野への進出

・Activision Blizzardの買収により、ゲーム市場とメタバース領域を強化

GAFAに足りなかった“企業向けの支配力”

GAFAは主に消費者向けのサービスで世界を席巻しました。
しかし、Microsoftは企業・行政・教育機関などの“裏側”を支える存在として、
静かに、しかし確実に世界の基盤を構築してきたのです。

その結果、GAFAにMicrosoftを加えたGAFAMという呼称が生まれ、
表の覇者」と「裏の覇者」が統合された形になったのです。

まとめ

GAFA が“消費者の心を掴む企業”だったとすれば、
GAFAMは“社会の仕組みを動かす企業”です。

GAFAは目に見える世界を変えた。
GAFAMは、目に見えない世界を支配している。

この視点を持つことで、テクノロジーの本質と、
私たちの暮らしに潜む“見えない依存”に気づくことができるはずです。
阿久梨絵でした!

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