その数式、ズレてます!— EXCEL 初心者が陥る“参照の罠”と$の正体

こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で数式をコピーしたら、なぜか結果がおかしくなった…そんな経験ありませんか?
その原因、もしかすると「参照のズレ」かもしれません。

この記事では、$記号を使った「絶対参照」の仕組みと使い方をわかりやすく解説します!

絶対参照とは?

EXCELでは、数式をコピーすると参照先のセルが自動的にズレます。これが「相対参照」。
一方、ズレないように固定する方法が「絶対参照」です。

参照形式意味
相対参照行も列もズレる=A1
絶対参照行も列も固定=$A$1
行だけ固定行は固定、列はズレる=A$1
列だけ固定列は固定、行はズレる=$A1

`$`記号を使うことで、参照先をピン留めできるんです!

使いどころはこんな場面!

1. 消費税率や定数を使うとき

=B2*$C$1

C1の税率を固定して、B列の商品価格に掛け算。

2. VLOOKUP関数の検索範囲

=VLOOKUP(A2,$F$2:$G$10,2,FALSE)

検索範囲がズレないように絶対参照で固定

3. 複数行に同じ基準値を使うとき

=(B2-$C$1)/$D$1

→ 平均値や標準偏差など、基準値を固定して偏差値を計算。

F4キーで一発切り替え!

数式入力中にセル参照部分を選択してF4を押すと、以下のように切り替わります。

1回目:$A$1(行列固定)
2回目:A$1(行だけ固定)
3回目:$A1(列だけ固定)
4回目:A1(元に戻る)

手入力よりもF4キーが圧倒的に便利!

まとめ

絶対参照は、数式の信頼性を保つための必須テクニック
ズレてほしくないセルには$をつける」──これだけで、EXCELのトラブルはグッと減ります。
阿久梨絵でした!

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