「 個人情報 」と「パーソナルデータ」って何が違うの?現代社会での使われ方を解説

こんにちは、阿久梨絵です!
私たちの生活のあらゆる場面で耳にするようになった「 個人情報 」や「パーソナルデータ」という言葉。似ているようで実は意味や使われ方に違いがあります。この記事では、それぞれの定義や活用シーン、そして私たちが気をつけるべきポイントについてわかりやすくご紹介します。

「個人情報」とは?

「個人情報」とは、氏名や生年月日、住所など、特定の個人を識別できる情報のことを指します。たとえば、履歴書に記載されている情報や、会員登録時に入力する名前・電話番号などが該当します。

法律(個人情報保護法)では、「生存する個人に関する情報で、特定の個人を識別できるもの」として明確に定義されています。

「パーソナルデータ」とは?

一方で「パーソナルデータ」は、個人情報を含む、より広い概念です。たとえば、スマートフォンの位置情報、購買履歴、Webの閲覧履歴、ウェアラブル端末から取得される健康データなど、個人に関するあらゆる情報が含まれます。

これらの情報は、単体では個人を特定できなくても、他の情報と組み合わせることで個人を推測できる可能性があるため、慎重な取り扱いが求められます。

どう使われているの?

個人情報は、本人確認や契約手続き、サービス提供のために使われます。たとえば、ネット通販での配送先情報や、病院での診療記録などが該当します。

パーソナルデータは、マーケティングやサービスの最適化に活用されることが多いです。たとえば、ニュースアプリがあなたの興味に合わせて記事を表示したり、広告があなたの行動履歴に基づいて表示されたりするのは、パーソナルデータの活用例です。

私たちが気をつけるべきこと

便利な反面、これらの情報が不適切に扱われると、プライバシーの侵害や情報漏洩のリスクがあります。以下の点に注意しましょう。

アプリやサービスのプライバシーポリシーを確認する
不要な情報提供は避ける
位置情報や閲覧履歴の共有設定を見直す

まとめ

「 個人情報 」と「パーソナルデータ」は、どちらも私たちの生活と密接に関わる重要な情報です。前者は法律で厳密に保護されるべき情報であり、後者は利便性やサービス向上のために活用される可能性を秘めた広義のデータです。

現代社会では、私たちの行動や選択がデータとして記録され、企業やサービス提供者によって分析・活用されています。これは便利さや快適さをもたらす一方で、プライバシーのリスクとも隣り合わせです。

だからこそ、私たち一人ひとりが「どんな情報を提供しているのか」「その情報はどのように使われるのか」を意識し、必要に応じて設定を見直すなど、主体的に判断する力=“情報リテラシー”が求められています。

企業側もまた、透明性のある情報管理と、ユーザーの信頼を損なわない誠実な姿勢が不可欠です。データの利活用が進むこれからの時代において、個人と企業がともに「信頼」を軸にした関係を築くことが、より良い社会の基盤となるでしょう。
阿久梨絵でした!

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