こんにちは、阿久梨絵です!
メールの タイムスタンプ は、送信・受信の時間を記録する重要な情報ですが、「日本時間の9時間がプラスされているものと、そうでないものがある」という疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、Gmailなどのメールサービスがどのように時間を管理しているのか、そしてタイムスタンプの違いが発生する理由について詳しく解説します!
1. Gmailのタイムスタンプは国際時間(UTC)で管理される
Gmailをはじめとする多くのメールサービスでは、タイムスタンプを国際標準時(UTC)で管理しています。
・UTC(協定世界時) → 世界共通の時間基準で、日本時間(JST)は「UTC+9時間」
・メールの送受信時間はUTC基準で記録 → 受信側のタイムゾーンに応じて表示が変わる
・日本のユーザーには「+9時間」が適用される → 例えば、UTC 0:00のメールは日本時間 9:00として表示
つまり、Gmailの内部データではUTC基準で時間が記録されており、受信者のタイムゾーン設定に応じて表示が変わる仕組みになっています。
2. 9時間の表記があるものとないものがある理由
メールのタイムスタンプには、「+9時間」の表記があるものと、ないものがあります。これは、メールの送信元や管理サーバーの設定によって異なります。
9時間の表記があるケース
・海外のサーバーを経由して送信されたメール → UTC基準で記録され、日本時間に変換される際に「+9時間」が明示される
・Gmailの標準設定 → 受信者のタイムゾーンに応じて「+9時間」が表示される
9時間の表記がないケース
・国内のメールサーバーを経由した場合 → すでに日本時間で記録されているため、UTCとの差分が表示されない
・メールクライアントの設定による影響 → メールソフトによっては、タイムゾーン情報を省略することがある
例えば、国内の企業が運用するメールサーバーでは、最初から日本時間で記録されるため「+9時間」の表記が不要になります。一方、Gmailのようなグローバルサービスでは、UTC基準で管理されるため、タイムゾーンの補正が入ることが多いです。
3. タイムスタンプの違いを確認する方法
メールのタイムスタンプがどのように記録されているかを確認するには、メールのヘッダー情報をチェックするのが有効です。
Gmailでメールヘッダーを確認する方法
1. Gmailを開く
2. 確認したいメールを選択
3. 右上の「︙」メニューをクリック
4. 「メッセージのソースを表示」を選択
すると、メールの詳細なヘッダー情報が表示されます。ここに「Date:」や「Received:」の項目があり、UTC基準の時間とタイムゾーン補正が記録されていることが確認できます。
まとめ
・Gmailなどのメールサービスは、基本的にUTC基準で時間を記録し、受信者のタイムゾーンに応じて表示を調整する。
・「+9時間」の表記があるものとないものがあるのは、送信元のサーバー設定やメールクライアントの影響によるもの。
・国内のメールサーバーでは、最初から日本時間で記録されるため「+9時間」の補正が不要になるケースがある。
メールの タイムスタンプ が気になる場合は、メールヘッダーを確認することで、UTC基準の時間とタイムゾーン補正の有無をチェックできます。
阿久梨絵でした!