こんにちは、阿久梨絵です。
みなさん、文章を書いたりコードを貼りつけたりする場面で、
「なぜか文字が曲がってる?」
「コピペしたコードがエラーになる…」
そんな経験、ありませんか?
実は私も、何度か不思議な表示崩れに頭を悩ませました。
見た目はまったく問題なさそうなのに、挙動がおかしい…。
その原因、もしかすると「 スマートクォート 」かもしれません。
スマートクォート とは、文章中の引用符(シングルクォートやダブルクォート)を自動的に美しく整えてくれる便利な機能です。
ただ、その“便利さ”が思わぬトラブルにつながることも…。
このブログでは、「 スマートクォート ってなに?」「なぜ問題になるの?」「どうやって防げばいいの?」といった疑問にお答えしながら、私自身の体験も交えて、分かりやすくご紹介していきます。
スマートクォートとは?
スマートクォート (Smart Quotes)とは、
文章中の `’` や `”` を自動的に “カーブした形” に変換する機能のことです。
| 種類 | 表示例 | 用途 |
|---|---|---|
| ストレートクォート | ' " " | プログラミング・コード・Markdown |
| スマートクォート | ‘ ’ “ ” | 文章・出版物・Wordなど |
なぜ問題になるの?
コードが動かない
console.log(“Hello”); // ❌ エラーになる
console.log(“Hello“); // ✅ 正しい
Markdownで表示されない
“コード” → ❌ 表示されない
`コード` → ✅ インラインコードとして表示される
見た目は同じでも、文字コードが違う
・`‘` → U+0027(ストレート)
・`’` → U+2019(スマート)
スマートクォートを無効にするには?
WordやGoogleドキュメントの場合
Word
・[ファイル] → [オプション] → [文章校正] → [オートコレクトのオプション]
→ 「スマートクォートを使用する」のチェックを外す
Googleドキュメント
・[ツール] → [設定] → 「スマートクォートを使用」のチェックを外す
Macの場合
・[システム環境設定] → [キーボード] → [テキスト]
→ 「スマートクォートを使用」のチェックを外す
まとめ
スマートクォート は、文章を美しく見せるための機能ですが、
コードやMarkdownでは“トラブルの元”になることも。
「この記号、本当に合ってる?」
そんな小さな視点が、エラーや表示崩れを防ぎます。
今使っているツールの設定を、ちょっとだけ見直してみませんか?
未来の自分や、受け取った誰かが、少し楽になります。
阿久梨絵でした!
