有料 SSL の種類:DV、企業認証(OV)、EVとは?

こんにちは、阿久梨絵です!
ウェブサイトの信頼性を向上させるために欠かせない SSL 証明書特に有料 SSL には、異なる認証レベルがあり、それぞれ信頼性や導入目的が異なります。今回はドメイン認証(DV)・企業認証(OV)・拡張認証(EV)の違いを詳しく解説します!

1. SSL証明書の種類と違い

種類ドメイン認証(DV)企業認証(OV)拡張認証(EV)
認証レベルドメイン所有者の確認のみ企業の実在性を確認厳格な企業認証(法的登録情報含む)
審査の厳しさ低(ドメインのみ)中(企業情報の審査あり)高(詳細な企業情報を審査)
証明書の発行速度数分〜数時間1〜3日程度数日〜1週間
信頼性基本的な暗号化のみ信頼度が高くなる最も信頼度が高い
ブラウザ表示鍵アイコンのみ鍵アイコン + 企業名鍵アイコン + 企業名(緑色表示は廃止)
利用に向いているサイト個人ブログ、情報サイト企業サイト、会員制サービスECサイト、大手企業、金融機関
費用比較的安価中価格帯高価格帯

2. 各SSL証明書の特徴と活用シーン

DV(ドメイン認証)SSL:シンプルな暗号化

適しているサイト

個人ブログや情報サイト
小規模な企業サイト
SSL導入のコストを抑えたい場合

DV証明書は、ドメインの所有権のみを確認するため、取得が簡単で発行も速いです。ただし、企業情報の保証がないため、ビジネス向けサイトにはやや不向きです。

OV(企業認証)SSL:企業の実在性を証明

適しているサイト

企業の公式サイト
会員制サービス、業務システム
SSLの信頼性を求める企業

OV証明書は、企業の実在性を認証するため、訪問者に安全な企業サイトであることを伝えられます。企業名が証明書に表示されることで、ビジネスの信頼性が向上します。

EV(拡張認証)SSL:最も厳格な審査

適しているサイト

ECサイト(オンラインショップ)
金融機関・銀行サイト
企業ブランドを強調したい場合

EV証明書は、最も厳格な認証プロセスを経て発行されます。企業の法的登録情報などを審査するため、偽サイトのリスクを最小限に抑えられます特にECサイトや金融機関向けに最適です。

3. どのSSL証明書を選ぶべき?

選ぶ際のポイントは「サイトの目的と信頼性の必要度」です。

コストを抑えたいなら → DV証明書
企業の信頼性を強化したいなら → OV証明書
金融機関やECサイトなど最高の信頼性を求めるなら → EV証明書

サイト運営の目的や業界に応じて、適切なSSL証明書を導入することでより安全で信頼されるサイトを構築できます!

まとめ

有料 SSL にはDV・OV・EVの3種類があり、それぞれ認証レベルや信頼性が異なります。特にビジネスサイトやECサイトではOVやEVの導入が推奨されます。
阿久梨絵でした!

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