こんにちは、阿久梨絵です。
「この人、誰だっけ?」
「えーと、あの部署の…何してる人だったかな?」
そんな状態で、部下の 評価 をしている上司がいるとしたら――
それは、組織にとって静かに進行する“危機”かもしれません。
名前を知らない=関心がない、というメッセージ
人の名前を覚えるという行為は、単なる記憶ではなく「あなたに関心があります」という意思表示です。
逆に言えば、名前を知らないということは、その人の存在に無関心であるというメッセージにもなり得ます。
そんな上司からの評価に、部下は納得できるでしょうか?
「自分の仕事を見てもらえていない」
「どうせ印象だけで決めてるんでしょ」
そんな不信感が、静かに広がっていきます。
評価は“関係性”の上に成り立つ
人事評価とは、単なる点数付けではありません。
それは「あなたの仕事を見ている」「あなたの成長を支援したい」というメッセージでもあります。
しかし、名前も知らない、日々の仕事も把握していない――
そんな上司がつける評価は、関係性のない“ラベル貼り”に過ぎません。
「知らないけど評価する」は、組織の信頼を壊す
・評価の根拠が不明確
・フィードバックが表面的
・成果より“印象”が重視される
・評価される側が納得できない
こうした状態が続くと、評価制度そのものへの信頼が失われ、やがては「頑張っても意味がない」という無力感が広がります。
名前を知ることから、マネジメントは始まる
「名前を覚える」
それは、最も基本で、最も大切なマネジメントの一歩です。
・日々の声かけ
・ちょっとした雑談
・仕事ぶりへのフィードバック
こうした積み重ねが、信頼関係を育て、評価の納得感を生み出します。
まとめ
・名前を知らない上司の 評価 は、信頼を損なう
・ 評価 は「見ている」「関心がある」というメッセージ
・マネジメントは、名前を覚えることから始まる
「 評価 される」ことは、「見てもらえている」と感じること。
その実感が、部下のやる気と成長を支えるのです。
阿久梨絵でした!