こんにちは、阿久梨絵です!
Webサイトを運営していると、検索エンジンのクロール状況が気になりますよね。
特に Bing Webmaster Tools では、「最終送信日」と「最終クロール日」が表示されるのですが、この2つの日時が微妙にズレていること、ありませんか?
今回はその“日付ズレ”の謎について、わかりやすく解説します。
まずは用語の確認
項目 | 意味 |
---|---|
最終送信日 | サイトマップなどをWebmaster Toolsに送信した日時 |
最終クロール日 | Bingのクローラーが実際にページを訪れた日時 |
送信直後は一致して見えるのに、翌日にはズレる?
実際にサイトマップを送信した直後は、「最終送信日」と「最終クロール日」が同じ日付で表示されることがよくあります。
これは「送信 → 即クロール」が行われたように見えるため、処理がスムーズに進んでいる証拠とも言えます。
しかし、翌日になると日付がズレて表示されることがあるんです。
この現象には、いくつかの技術的な理由があります。
ズレの原因①:タイムゾーンの違い
・最終送信日は、ユーザーが操作した時間 → 日本時間(JST)で記録されることが多い
・最終クロール日は、Bingのサーバー側の処理時間 → UTCやPST(米国時間)で記録されることがある
たとえば、日本時間で「7月12日 23:30」にサイトマップを送信した場合、
Bing側では「7月12日 07:30(UTC)」として記録される可能性があります。
その後、クロールが「7月12日 15:00(UTC)」に行われたとしても、
日本時間では「7月13日 00:00」になるため、送信日とクロール日が“日付上”ズレて見えるのです。
ズレの原因②:UIの反映タイミングとキャッシュ
Bing Webmaster Toolsの管理画面はリアルタイムで更新されるわけではなく、
一定間隔でキャッシュされたデータが反映される仕様になっています。
そのため、送信直後は仮の値として「同日」と表示されていても、
翌日以降に正式なクロール記録が反映されると、日付が更新されてズレて見えることがあります。
これは異常ではなく、Bingの処理フローとUI設計によるものです。
気にすべきなのは“日付の一致”ではなく“処理の流れ”
Webmaster Toolsの目的は
・サイトマップが正しく送信されているか
・クローラーがちゃんと来ているか
・インデックスに反映されているか
を確認すること。
日付のズレは技術的な仕様であり、問題ではありません。
むしろ、送信後すぐにクロールされていれば、処理が正常に行われている証拠です。
まとめ
Bing Webmaster Toolsで表示される「最終送信日」と「最終クロール日」がズレていても、それはタイムゾーンの違いやUIの反映タイミングによるもので、心配する必要はありません。
重要なのは、送信 → クロール → インデックスという流れがスムーズに進んでいるかどうか。
日付の違いに惑わされず、冷静にチェックしていきましょう!
阿久梨絵でした!