こんにちは、阿久梨絵です!
最近、「 Tech Burnout (テック・バーンアウト)」という言葉を耳にする機会が増えました。
これは、技術職に就く人が、過度なストレスや長時間労働によって心身ともに疲弊してしまう状態を指します。
毎日、画面の前に座ってコードを書き続ける。
Slackの通知が鳴り、タスク管理ツールが次の締切を告げる。
「好きな仕事だから」「自分がやらなきゃ」──そう思っているうちに、気づけば深夜。
肩は重く、目は乾き、心はどこか遠くにあるような感覚。
技術職に就いている人の多くは、自分の限界に気づきにくいと言われています。
それは、仕事が好きだから。責任感が強いから。
でも、好きなことでも、燃え尽きることはあるのです。
Tech Burnoutとは?
Tech Burnout(テック・バーンアウト)とは、技術者が過度なストレスや長時間労働によって、心身ともに疲弊してしまう状態を指します。
症状は人によって異なりますが、以下のような兆候が見られることがあります。
・仕事への意欲が急激に低下する
・些細なミスが増える
・コミュニケーションを避けるようになる
・休日も頭が仕事から離れない
・眠れない、または過剰に眠ってしまう
これらは単なる「疲れ」ではなく、慢性的な消耗のサインかもしれません。
なぜ技術者に多いのか?
技術職は、成果が見えにくく、評価が曖昧になりがちな職種です。
しかも、常に新しい技術を追い続けなければならないプレッシャーもあります。
・終わりのないアップデート
・絶え間ないバグ対応
・高速で変化する業界の流れ
・「できて当然」とされる空気
これらが積み重なると、自分を責めるような思考に陥りやすくなります。
回復のためにできること
Tech Burnoutに対処するには、まず「気づくこと」が大切です。
そして、少しずつでも「距離を取ること」「休むこと」「話すこと」を意識してみてください。
実践できること
・仕事とプライベートの境界を明確にする(時間・場所・ツール)
・週に1日は完全にPCから離れる日を作る
・同じ職種の仲間と悩みを共有する
・「休むことは悪ではない」と自分に言い聞かせる
まとめ
Tech Burnout は、派手な症状ではなく、静かに進行する心の疲れです。
だからこそ、周囲も本人も気づきにくい。
でも、気づいたときから、回復は始まります。
働くことは、生きることの一部。
だからこそ、心と身体の声に耳を傾けることも、仕事のうちなのかもしれません。
阿久梨絵でした!