WordPress のキャッシュとは? 複数のプラグインとCDNの関係を解説!

こんにちは、阿久梨絵です!
WordPress のキャッシュは、サイトの表示速度を向上させる重要な技術です。しかし、複数のキャッシュプラグインを使用すると、キャッシュの領域が競合することがあります。また、CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)との関連も理解しておくと、より効果的なサイト運営が可能になります。

キャッシュの種類とプラグインの違い

WordPressのキャッシュには、以下のような種類があります。

キャッシュの種類概要代表的なプラグイン
ページキャッシュHTMLファイルを保存し、サーバー負荷を軽減WP Super Cache, W3 Total Cache
ブラウザキャッシュユーザーのブラウザにデータを保存し、再訪問時の読み込みを高速化WP Fastest Cache, LiteSpeed Cache
データベースキャッシュデータベースのクエリ結果を保存し、処理速度を向上W3 Total Cache, Redis Cache
オブジェクトキャッシュ個々のデータオブジェクトをキャッシュし、動的なデータ処理を高速化Redis Object Cache, Memcached
CDNキャッシュ世界中のサーバーにデータを分散し、ユーザーの近くから配信Cloudflare, BunnyCDN

複数のキャッシュプラグインは競合する?

キャッシュプラグインは、それぞれ異なる領域を管理しますが、同じ種類のキャッシュを扱うプラグインを併用すると競合する可能性があります。例えば、WP Super CacheとW3 Total Cacheを同時に使用すると、ページキャッシュの設定が衝突し、サイトの動作が不安定になることがあります。

安全なキャッシュプラグインの組み合わせ

ページキャッシュ + データベースキャッシュ(例:WP Super Cache + Redis Cache)
ブラウザキャッシュ + CDNキャッシュ(例:LiteSpeed Cache + Cloudflare)
オブジェクトキャッシュ + CDNキャッシュ(例:Redis Object Cache + BunnyCDN)

CDNとの関連性

CDNは、キャッシュプラグインと連携することで、サイトの表示速度をさらに向上させます。

CDNの役割

ユーザーの近くのサーバーからコンテンツを配信し、読み込み時間を短縮
DDoS攻撃やトラフィック急増時の負荷分散
画像や動画などのメディアファイルを最適化

CDNとキャッシュプラグインの組み合わせ

Cloudflare + WP Fastest Cache → ページキャッシュとCDNキャッシュを組み合わせて高速化
BunnyCDN + LiteSpeed Cache → 動的コンテンツのキャッシュを最適化

まとめ

WordPress のキャッシュは、ページキャッシュ・ブラウザキャッシュ・データベースキャッシュ・オブジェクトキャッシュ・CDNキャッシュの5種類に分かれます。複数のキャッシュプラグインを併用する際は、異なる種類のキャッシュを扱うプラグインを組み合わせることで、競合を避けながらサイトの表示速度を最大化できます。
阿久梨絵でした!

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