こんにちは、阿久梨絵です!
AI がレポートを整え、プレゼン資料を生成し、デザインも提案する――そんなことが日常になった今。
それは確かに効率化の恩恵。でも、思考を委ねすぎると、見えなくなるものもある。
このアウトプット、本当に「伝わっている」のか?
それとも、AIの言う通りに動いているだけじゃないのか?
AIとの協働は、思考停止にもなりうる
AIの提案をありがたがるだけでは、人間はただの“代理人”ではなく、
AIのインタフェースに成り果ててしまう。
意思を持たず、出力を受け取ってそのまま流すだけ。
それは、使っているフリをした“受信装置”に過ぎない。
思考のオフロード化――
それが一線を越えると、創造力は失われ、判断力は鈍っていく。
“判断力”がない組織は、AIを使いこなせない
AIに限らず、人材も同じ。
優秀な部下がいても、評価できる上司がいなければ、その力は眠り続ける。
それと同じように、優秀なAIであっても、見る目がなければ単なるトレンドで終わる。
AIを導入した組織が停滞するのは、ツールの性能が足りないからではない。
それを正しく評価し、活かせる“視点”が欠けているからだ。
AIを使うなら、「問い直せる目」を持て
・違和感を拾えるセンサー:正解っぽいものに納得しない“ひっかかり”を持てるか
・フィードバックできる言葉:「これじゃ伝わらない」と言えるスキル
・目的に照らして選び取る力:出力がゴールと合っているか見極められるか
AIは、“何をどう言うか”は教えてくれる。
でも、“それでいいのか”を問えるのは、人間だけ。
まとめ
AIの価値は、その出力にあるのではない。
それをどう受け取り、どう問い直すかにある。
「AIを使っている」という事実に安心して、
考えることをやめた組織は――やがて疲弊する。
これから必要なのは、ツールの導入ではなく、
そのアウトプットを評価し直せる“判断力”を持つことが重要となっている。
AIを使っているようで、AIに使われている。
…今の自分は、どちらだろう?
阿久梨絵でした!