PowerPoint のフォント崩れ問題──プレゼン前にやっておくべき設定とは?

こんにちは、阿久梨絵です!
「自分のPCでは完璧だったのに、別のPCで開いたらフォントが変わって台無しに…」
そんな経験、ありませんか?

PowerPoint では、フォントが他の環境で正しく表示されない“フォント崩れ”問題がよく起こります
今回は、原因と対策をわかりやすく整理してみました。

なぜフォントが崩れるの?

原因内容
使用フォントが未インストール相手のPCにそのフォントが入っていないと、代替フォントに置き換えられる
フォントの埋め込みが未設定PowerPointファイルにフォント情報が含まれていないと、表示が変わる
クラウドフォントの仕様Microsoft 365のクラウドフォントは、他環境で表示されないことがある
OSやOfficeのバージョン差WindowsとMac、Officeの世代によってフォントの互換性が異なる

特に日本語フォント(游ゴシック、メイリオなど)は環境依存が強く、崩れやすいです。

プレゼン前にやっておくべき設定

1. フォントを埋め込む

PowerPointで使用したフォントをファイルに埋め込むことで、他PCでも同じ見た目を保てます

設定手順

[ファイル] → [オプション] → [保存] →ファイルにフォントを埋め込む」にチェック→「使用されている文字だけを埋め込む」または「すべての文字を埋め込む」を選択

編集される可能性がある場合は「すべての文字を埋め込む」がおすすめです。

2. 標準フォントを使う

安定して表示されるフォント備考
Arial / Calibri / VerdanaWindows・Mac両対応で崩れにくい
メイリオ / MS ゴシック日本語環境で比較的安定
Noto Sans / RobotoGoogle Fontsとしても利用可能

特殊なデザインフォントは避け、汎用性の高いフォントを選ぶのが安心です。

3. PDFで配布する

どうしてもフォント崩れが心配な場合は、PDF形式で保存して配布するのが確実です。

[ファイル] → [エクスポート] → [PDFとして保存]

編集はできませんが、見た目は100%保証されます。

2025年の注意点

Windows 11の一部更新(KB5055523など)で印刷時のフォント崩れが報告されています
Microsoft 365ではクラウドフォントが導入されており、埋め込み設定をしないと表示されないことがあります
PowerPointのバージョンによっては、埋め込みできないフォントも存在します(TrueType/OpenTypeのみ対応)

まとめ

プレゼン資料は、見た目の印象が命
フォント崩れは、せっかくのデザインや構成を台無しにしてしまいます

自分のPCでは完璧だったのに…」を防ぐために、
埋め込み設定・標準フォント・PDF保存を習慣にしましょう
阿久梨絵でした!

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