こんにちは、阿久梨絵です!
「 設計書 って、やっぱりExcelで作るのが普通?」
「最近の開発現場では、もっと便利なツールがあるんじゃないの?」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事ではIT系アプリ開発における設計書の作成ツール事情をわかりやすく解説します。
まだまだ現役?Excelの立ち位置
Excelが使われる理由
・誰でも開ける・編集できる:社内外問わず共有しやすい
・表や図が自由に作れる:画面一覧や項目定義などに便利
・テンプレートが豊富:過去の資産を流用しやすい
Excelの課題
・バージョン管理が煩雑:「設計書_最新版_最終_本当に最終.xlsx」問題
・差分が追いづらい:変更履歴の可視化が難しい
・共同編集に弱い:複数人で同時に作業しづらい
今どきの主流ツールはこれ!
1. Markdown+Wiki(GitLab / Backlog / Notion)
・軽量で書きやすく、差分管理がしやすい
・Gitと連携すれば、コードと設計書を一元管理できる
・見出しやリンクで構造化されたドキュメントが作れる
2. Cacoo / draw.io / Lucidchart
・構成図や画面遷移図などのビジュアル設計に特化
・複数人で同時編集でき、図の再利用やテンプレート化も可能
3. Figma / Adobe XD
・UI設計と画面遷移図を一体で管理できる
・デザイナーとエンジニアの共通言語として機能
4. Swagger / Stoplight(API設計)
・OpenAPI形式でAPI仕様書を自動生成
・モック・テスト・ドキュメントを一元管理できる
どう使い分ける?Excelと新ツールの共存
用途 | 向いているツール |
---|---|
項目一覧・画面仕様 | Excel / Google Sheets |
構成図・画面遷移図 | Cacoo / draw.io / Figma |
API仕様 | Swagger / Postman |
全体設計書のまとめ | GitLab Wiki / Notion / Backlog |
Excelは「とりあえず伝える」には便利ですが、継続的に更新・共有する設計書には、Wikiや専用ツールの方が圧倒的に効率的です。
まとめ
設計書 は、単なる納品物ではなく、チームの知識を蓄積し、共有するための資産です。
だからこそ、書きやすさ・更新しやすさ・共有しやすさを重視したツール選びが重要。
「まだExcelだけでやってる…」という方も、まずは一部の資料から“脱Excel”してみるのがおすすめです。
阿久梨絵でした!