こんにちは、阿久梨絵です!
プレーンテキスト (Plain Text)とは、書式・装飾・フォント情報などを一切含まない、純粋な文字データのことです。
言い換えれば、“文字そのものだけ”で構成された最もシンプルなファイル形式です。
拡張子の例:.txt, .md, .log, .csv, .json, .html など
特徴まとめ
特徴 | 内容 |
---|---|
書式なし | 太字・色・フォント種類・大きさの指定は不可 |
軽量 | ファイルサイズが非常に小さい |
高い互換性 | どんなOSやアプリでも開ける/読める |
編集しやすい | 専用ソフト不要。メモ帳やVSCodeなどでOK |
人にも機械にもわかりやすい | 構造がシンプルなので機械処理にも向いている |
プレーンテキスト【ではない】ものって?
ここでの対義語は「リッチテキスト(Rich Text)」または「フォーマット付きテキスト」です。
見た目の装飾や構造情報を含むため、以下のようなデータが含まれています。
リッチな要素 | 含まれる情報 |
---|---|
書式情報 | フォントサイズ・色・スタイル(太字/斜体など) |
構造情報 | 表・段落・箇条書き・インデントなど |
埋め込み要素 | 画像・リンク・動画・スクリプトなど |
メタデータ | 編集者名、スタイル定義、埋め込みファイル形式など |
例:.docx(Word)、.rtf、.xlsx、.pages、Webページ(HTML + CSS)など
比較表:プレーンテキスト vs リッチテキスト
特性 | プレーンテキスト | リッチテキスト |
---|---|---|
見た目の装飾 | ❌ なし | ✅ あり(太字・色など) |
ファイルサイズ | 🔽 軽い | 🔼 重くなりやすい |
編集ツール | どんなエディタでもOK | 対応アプリが必要(例:Word) |
再現性 | 💯 テキストの中身がそのまま伝わる | 💬 見た目に依存する可能性あり |
プログラムで扱う際 | ◎ 構文処理に最適 | △ 要コンバート処理あり |
どんなときに使い分ける?
プレーンテキストがおすすめな場面
・プログラミングや設定ファイルを書くとき(例:.json, .env)
・Markdownなどのテキストベースなブログ記事執筆
・メールの署名や機械的なログ処理
・データのやり取り(CSVなど)
リッチテキストが向いている場面
・見栄えが大事な文書(企画書・チラシなど)
・表や図などレイアウト重視の資料
・印刷前提のファイル(PDFなど)
・WordやExcelを使った書類共有時
まとめ
プレーンテキスト は「装飾ができない=不便」ではなく、
環境やツールに依存せず“どこでも読める・扱える”という最大のメリットがあります。
Markdownと プレーンテキスト の違いとは?最小限のデータで最大限の互換性
・見た目ではなく「内容」に集中できる
・テキストベースの知識はデジタル時代の“言語力”
プレーンテキスト は“デジタルの世界を支える共通語”でもあるのです。
阿久梨絵でした!