ぐるぐる回る ローディングアイコン の正体──意外と知らないUIの進化と歴史

こんにちは、阿久梨絵です!
スマートフォンやウェブサイトを使っていると、必ず目にするあの「ぐるぐる回る円形のアイコン」。
処理中のサインとして当たり前のように存在していますが、実はこのデザインには長い歴史と技術的な進化の裏側があります!

・なぜ「回転する円形」なのか?
昔のローディング画面はどうだったのか?
・今後、 ローディングアイコン は進化していくのか?

普段気にすることのないUIデザインの世界を深掘りしてみましょう!

なぜ「回転する円形」が採用されたのか?

このデザインが広く採用されている理由は、人間の視覚的な認知に関係しています。
・動きがあることで「処理中」であることが直感的に分かる
・円形の動きは「進行中」や「待機」の印象を与えやすい
シンプルでどんな背景にも馴染むため、邪魔にならない

実際、ローディングアイコンには「進捗バー(Progress Bar)」というもう一つの方法もありますが、進捗バーは「どれくらい完了したか」を示すのに対し、スピナーは「処理中であること」だけを伝えるという役割を持っています。

いつからこの形になったのか? UIの進化史

この「ぐるぐるスピナー」のルーツは、なんと1990年代のウェブブラウザにまで遡ります!
・1993年:NCSA Mosaic → ウェブブラウザの「読み込み中」を示すため、ロゴをアニメーション化
・1994年:Netscape Navigator「N」のロゴを拡大縮小するアニメーションで「Throbber」という名称が生まれる
・2000年代:Ajaxの普及 → ページの一部だけ更新できるようになり、スピナーが主流
・2010年代:スマホの普及 → iOSやAndroidのUIに標準搭載され、完全に一般化

「ぐるぐる回るアイコン」は、技術の進歩に合わせてより自然で使いやすい形に変化してきたのです!

まとめ

「スピナー(Spinner)」や「スロッバー(Throbber)」が正式名称
1990年代のウェブブラウザが起源で、Ajaxの登場で標準UIに
円形の動きは「処理中」の視覚的なサインとして最適
現在はスマホやウェブの標準的なUI要素として定着

普段何気なく目にしているものでも、技術とデザインの進化が積み重なってきた歴史があることが分かりますね!
次にこのアイコンを見かけたとき、ちょっと違った視点で見てみるのも面白いかもしれません。
阿久梨絵でした!

Verified by MonsterInsights