こんにちは、阿久梨絵です!
ワイルドカード は、検索やファイル操作、プログラミングなどで柔軟な文字列指定を可能にする便利な機能です。
一般的に「*(アスタリスク)」と「?(クエスチョンマーク)」がよく使われますが、それ以外にもさまざまな ワイルドカード が存在します。
本記事では、「*」「?」以外の ワイルドカード の種類と使い方について詳しく解説します!
1. 「*」「?」以外のワイルドカード一覧
ワイルドカードには、特定の文字やパターンを指定するための記号がいくつかあります。
主要なワイルドカード
ワイルドカード | 意味・用途 |
---|---|
[] | 指定した文字のいずれかに一致(例:[abc] → “a” または “b” または “c”) |
[^] | 指定した文字以外に一致(例:[^abc] → “a” “b” “c” 以外) |
{} | 指定したパターンのいずれかに一致(例:{jpg,png,gif} → “jpg” または “png” または “gif”) |
- | 範囲指定(例:[a-z] → “a” から “z” のいずれか) |
# | 数字のワイルドカード(例:# → 任意の数字) |
! | 否定(例:!abc → “abc” 以外) |
ポイント
・`[]` は特定の文字を指定するのに便利
・`{}` は拡張子やファイル名の指定に役立つ
・`-` は範囲指定が可能で、アルファベットや数字に使える
2. ワイルドカードの活用例
ワイルドカードは、検索やファイル操作、プログラミングなどで活用されます。
以下の例を参考に、用途に応じたワイルドカードを使い分けましょう!
ファイル検索でのワイルドカード
ワイルドカード | 意味 |
---|---|
. | 任意の1文字 |
.* | 任意の文字列(0文字以上) |
\d | 数字(0-9) |
\w | 英数字(a-z, A-Z, 0-9, _) |
\s | 空白(スペース、タブ、改行) |
使い方
・`*` は任意の文字列に対応
・`?` は1文字だけのワイルドカード
・ `[]` は特定の範囲を指定可能
3. プログラミングでのワイルドカード
プログラミングでは、ワイルドカードを使って柔軟な検索やフィルタリングを行うことができます。
例えば、正規表現(RegEx)では、ワイルドカードを活用して複雑なパターンを指定できます。
正規表現でのワイルドカード
検索パターン | 意味 |
---|---|
*.txt | すべての .txt ファイルを検索 |
data?.csv | data1.csv や data2.csv などを検索 |
image[1-5].jpg | image1.jpg から image5.jpg までを検索 |
report{2023,2024}.docx | report2023.docx または report2024.docx を検索 |
正規表現 | 検索対象 | 一致例 |
---|---|---|
\d{4} | 4桁の数字 | "2025" や "1984" |
\d{2,5} | 2~5桁の数字 | "99" や "76543" |
\d+円 | 数字+「円」 | "500円" や "1200円" |
商品\d{3} | 「商品」+3桁の数字 | "商品123" や "商品999" |
使い方
・`.` は1文字のワイルドカード
・`.*` は任意の長さの文字列に対応
・`\d` は数字のみを対象にできる
まとめ
・ワイルドカードは「*」「?」以外にも多くの種類がある
・`[]` や `{}` を使うと、特定の文字やパターンを指定できる
・ファイル検索やプログラミングで活用すると、柔軟な検索が可能
・正規表現では、さらに高度なワイルドカードを使える
ワイルドカード を活用すると、検索やプログラムの処理を効率化できます!
阿久梨絵でした!