ASCIIコード とは?—コンピュータが文字を理解する仕組み

こんにちは、阿久梨絵です!
ASCIIコード (アスキーコード)は、コンピュータが文字を扱うための基本的な文字コードです。
英数字や記号を数値に変換して保存・処理するために使われ、現在の多くの文字コードの基礎となっています。
本記事では、 ASCIIコード の仕組みや用途について詳しく解説します!

1. ASCIIコードとは?

ASCII(American Standard Code for Information Interchange)は、情報交換のための標準的な文字コードとして1963年に制定されました。
コンピュータは「0」と「1」の二進数しか理解できないため、文字を数値に変換する必要があります。
ASCIIコードは、英数字や記号を7ビットの数値で表現することで、コンピュータが文字を扱えるようにしています。

ASCIIコードの特徴

7ビットで128種類の文字を表現(0~127)
英数字・記号・制御文字を含む
世界中のコンピュータで標準的に使用

例えば、「A」はASCIIコードでは65(2進数: 1000001)として表されます。

2. ASCIIコード表

ASCIIコードは、制御文字・記号・数字・英字の4つのカテゴリに分かれています。

ASCIIコードの一部

文字10進数16進数2進数
A65411000001
B66421000010
C67431000011
048300110000
149310110001
250320110010
@64401000000
#35230010011

ポイント

制御文字(0~31) → 改行やタブなどの特殊な動作を指示
数字(48~57) → 0~9の数値
英字(65~90, 97~122) → A~Z、a~z
記号(32~47, 58~64など) → 句読点や演算記号

3. ASCIIコードの用途

ASCIIコードは、コンピュータの基本的な文字処理に広く使われています。

ASCIIコードの活用例

キーボード入力 各キーにはASCIIコードが割り当てられており、コンピュータが入力を認識
テキストファイルメモ帳や基本的なテキストエディターでは、ASCII形式がデフォルト
ネットワーク通信SMTP(電子メール)やHTTPなどのプロトコルはASCII文字を使用
プログラミング C言語やPythonなどのソースコードはASCIIベースで記述される
データベース管理 → 住民情報や顧客管理システムで、英数字データをASCIIコードで保存
ASCIIアート → テキスト文字だけを使って画像を作成するアート形式

例えば、プログラムで printf(“%c”, 65); と書くと、「A」が表示されます。

4. ASCIIコードの進化

ASCIIコードは、基本的な文字コードとして広く使われていますが、日本語や特殊文字には対応していません
そのため、拡張版としてISO/IEC 8859やUnicodeが登場し、より多くの言語を扱えるようになりました。

ASCIIの拡張

ISO/IEC 8859 → ヨーロッパ言語向けの拡張
Shift_JIS日本語対応の拡張
Unicode世界中の文字を統一的に扱う

現在では、UTF-8(Unicodeの一種)が主流となり、ASCIIコードを含む形で世界中の文字を表現できるようになっています。

まとめ

ASCIIコードは、コンピュータが文字を理解するための基本的な文字コード
7ビットで128種類の文字を表現し、英数字・記号・制御文字を含む
テキスト処理・プログラミング・通信など、幅広い用途で活用される
現在はUnicode(UTF-8)が主流で、ASCIIを含む形で拡張されている

ASCIIコード は、コンピュータの文字処理の基礎として今も重要な役割を果たしています!
阿久梨絵でした!

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