こんにちは、阿久梨絵です!
「 デスクトップ にファイルをたくさん置くとPCの動作が遅くなる」
この話、なんとなく聞いたことはあるけれど、実際のところどうなのか? 真相を探ってみましょう。
結論:ファイル自体が原因というより「描画のしくみ」がカギ
実は、デスクトップにファイルが多くても、それだけでPCの性能が急激に落ちるわけではありません。
ただし、条件次第では起動や動作に“わずかながら”影響が出ることはあるのです。
なぜそう思われがちなのか?その理由
1. エクスプローラー=デスクトップを常時描画している
・デスクトップはWindows Explorerの一部。表示されるアイコンやサムネイルが多いと、描画にリソースが少し余計に使われる。
2. アイコン情報の読み込みが増える
・サムネイル表示(画像ファイルやPDFなど)の場合、ファイルごとにプレビューを生成する処理が入る。
3. 起動直後に“読み込み対象”になる
・OS起動時、デスクトップは最初に表示される領域なので、ログオン直後に読み込むファイル数が多いと遅く感じる場合がある。
ただし、それは“本当に微々たる差”
シチュエーション | 実際の影響 |
---|---|
ファイル数が数十件程度 | 体感的な変化はほぼナシ |
数百MB以上の動画・画像を山積み | 初回読み込み時にモッサリ感があるかも |
HDD+低スペックPC | ファイルの数・重さ次第で目に見える遅延が起きる場合も |
要するに、“ファイルを置いていること”が問題ではなく、「ファイルの種類・容量・デバイスの性能」とのバランスがポイントなんです。
じゃあ、デスクトップ整理は無意味なの?
いえ、整理するメリットはたくさんあります。
・視覚的にスッキリして作業効率アップ
・ファイルの所在が明確になって探す時間が減る
・フォルダ構造で分類しておくことでバックアップや同期もスムーズ
そして、なにより…
デスクトップは“作業中ファイルの一時置き場”と割り切るのが◎
補足:代替フォルダ&活用アイデア
フォルダ | 利用アイデア |
---|---|
ドキュメント\作業中 | 一時保存+自動同期対象(OneDriveなど)に最適 |
ダウンロード\未整理 | 取り込み後に一時保管し、後で整理 |
ピン留めしたクイックアクセス | よく使うフォルダに素早くアクセス可能に |
まとめ
「 デスクトップ にファイルを置いてもPCは重くならない」
ただし、大量のファイルや大容量のメディアデータを常時並べておくのは避けた方が快適、というのが実際のところです。
スッキリ整理されたデスクトップは、見た目の印象だけでなく、作業のテンポも変えてくれます。
今日のうちに、“ひとつだけでも”フォルダ分けしてみませんか?
阿久梨絵でした!