こんにちは、阿久梨絵です。
「え、 蛍光灯 ってもう売らなくなるの?」
「LEDに変えたいけど、器具ごと買い替えるのも大ごとだし…」
「今の 蛍光灯 、まだ在庫あるし、まとめて買っておけばよくない?」
最近こんなお悩み、増えてきました。
この記事では、蛍光灯が廃止される背景から、LED切り替えの現実的な選択肢まで、分かりやすく解説します。
なぜ蛍光灯が“終わる”のか?——背景にある「規制」と「転換」
蛍光灯は今後、国内外で段階的に生産・販売が終了していきます。理由は大きく2つ
環境規制(RoHS指令など)による水銀使用の禁止
・蛍光灯には微量の水銀が含まれています
・EUでは2027年に向けて一部型番の使用を段階的に規制
・日本もこれに足並みを揃える見通し
脱炭素社会への移行とエネルギー効率化の流れ
・LED照明は電力消費が約半分〜1/3
・製品寿命が長く、CO₂削減にも貢献
→ 蛍光灯は「安くて馴染みあるけど、もう主役じゃない」存在になってきているのです。
では今、どちらが賢い?選択肢を整理します
選択肢 | メリット | デメリット |
---|---|---|
蛍光灯をまとめ買い | ・安価で手軽 ・今の器具をそのまま使える | ・寿命が短い ・近い将来在庫切れの可能性 ・交換や廃棄が面倒 |
LEDに切り替え | ・長寿命・省エネ ・補助金対象になることも | ・器具ごと交換の場合はコストが高い ・光の色や広がり方にクセがあることも |
実は“蛍光灯器具のまま使えるLED管”もある
いわゆる「直管形LEDランプ」は、
・今ある蛍光灯器具に差し替えるだけ(工事不要タイプ)
・グロースターター型器具に対応
・安価なものも2,000円未満〜
という製品が多数登場しています。
ただし注意点
・ランプと器具の互換性(タイプによっては配線工事が必要)
・安価なものはチラつき・発光ムラが起きることも
・工事不要でも“点灯しない器具”が稀にあるため、必ず適合表を確認
賢く切り替えるための3ステップ
① まずは、今使っている蛍光灯のタイプを確認
例:直管/環形/丸型/グロースターター式かどうか
② LED互換製品の有無を調べてみる
家電量販店や通販で「工事不要」「蛍光灯器具対応」をキーワードに検索
③ 複数本まとめ買い&明るさ・色をテスト
少なくとも1本買って、明るさ・色味・発光範囲を確認してから大量導入を
まとめ
結論:今、最も賢い選択は「適合するLED管を調べ、緩やかに切り替える」こと
蛍光灯を買い溜めしても、
・寿命や保存の問題がある
・廃棄時に処理コストや手間がかかる
・数年後に買い替えるとき“急に選択肢が消えてる”可能性がある
そのため、「今のうちにLEDに慣れておく・試しておく」ほうが、のちのち得をする可能性が高いです。
そして何より——“光”もまた、暮らしのUXです
照明は、単なる明るさではありません。
・色温度(電球色〜昼光色)で“気分”も変わる
・発光範囲や影の落ち方で“空間の印象”が変わる
・チラつきや明るさのムラは“目の疲れ”に直結する
だからこそ、「同じ明るさならどれでもいい」ではなく、納得できる光を選ぶ準備を今から始めておくのが賢い選択です。
阿久梨絵でした!