こんにちは、阿久梨絵です。
WebサイトやLINE、カスタマーサポートなどでよく見かける「チャットボット」。
でもふと立ち止まって考えると、「 チャットボット って何の略?」と聞かれると、意外と答えに詰まる人も多いのではないでしょうか?
今回は、チャットボットという言葉の語源と略語の意味、そしてその背景にある技術や進化の流れをわかりやすく解説します。
チャットボットは「chat」+「bot」の略
まず結論から言うと、チャットボット(chatbot)は以下の2語を組み合わせた略語です。
・chat:会話、雑談(テキストベースのやりとり)
・bot:robot(ロボット)の略。自動で動作するプログラムのこと
つまり、チャットボットとは「会話を自動で行うプログラム」のこと。
ユーザーの入力に対して、あらかじめ用意されたルールやAIによって返答する仕組みです。
もともとは「chatterbot」と呼ばれていた
実は「chatbot」という言葉が一般化する前、1990年代には「chatterbot(チャッターボット)」という呼び方が使われていました。
これは、1966年に登場した世界初のチャットボット「ELIZA(イライザ)」の流れを汲むもので、人間の会話を模倣するプログラムとして研究されてきた歴史があります。
bot(ボット)ってそもそも何?
「bot」は「robot(ロボット)」の略で、人間の代わりに自動で処理を行うプログラムの総称です。
たとえば
・Webサイトを巡回する「クローラーボット」
・SNSで自動投稿する「Twitter bot」
・ゲーム内で自動操作する「NPC bot」
など、チャットボット以外にもさまざまな“bot”が存在します。
チャットボットの進化:ルール型から生成AIへ
初期のチャットボットは、「質問→回答」のパターンをあらかじめ設定しておく「ルールベース型」でした。
しかし近年は、ChatGPTのような生成AI(LLM)を活用したチャットボットが登場し、より自然で柔軟な対話が可能になっています。
まとめ
「チャットボット」は、「chat(会話)」+「bot(自動プログラム)」の略。
このシンプルな語源の中には、人と機械の対話を可能にする技術の進化が詰まっています。
次にチャットボットと会話するときは、
「この“bot”は、どんな仕組みで返してきてるんだろう?」とちょっとだけ想像してみると、その裏側がぐっと面白く見えてくるかもしれません。
阿久梨絵でした!