こんにちは、阿久梨絵です!
「 Spam (スパム)」と聞くと、多くの人は迷惑メールや不要なメッセージを思い浮かべます。
しかし、この言葉の由来は意外にも、アメリカの缶詰肉「SPAM」から来ています。そしてさらに驚くべきことに、この名前が広まった背景にはイギリスのコメディ番組『モンティ・パイソン』のスケッチが関係しているのです。
本記事では、スパムの語源や迷惑メールとのつながりについて解説します。
缶詰の「SPAM」とは?
SPAMは、1937年にアメリカのホーメル・フーズ社が発売した豚肉の缶詰です。
その名前は 「Spiced Ham(スパイスド・ハム)」 の略とされています。
第二次世界大戦中、SPAMはアメリカ軍の食糧として大量に供給されました。戦後も長く親しまれ、現在でもハワイや韓国などで人気のある食品です。
『モンティ・パイソン』が生んだ「スパム」文化
「SPAM」が迷惑メールの意味で使われるようになった背景には、1970年代のイギリスの伝説的コメディ番組『モンティ・パイソン』のスケッチが大きく関係しています。
このスケッチでは、あるレストランのメニューがどれも「スパム入り」ばかりで、客が注文しようとすると「スパム、スパム、スパム、スパム…」と繰り返されます。
このしつこいスパムの連呼が、まるで不要なメッセージが大量に送られてくる様子と似ていることから、「スパム=迷惑メール」という意味が定着しました。
「スパム」のIT業界への影響
このコメディの影響を受け、1990年代になると迷惑メールの大量送信を「Spam」と呼ぶようになりました。
特にインターネットの普及とともに、大量の広告メールや不要なメッセージが問題になり、この用語が公式に定着しました。
スパムの種類
・メールスパム(迷惑メール)
・コメントスパム(ブログやフォーラムに大量投稿される宣伝コメント)
・検索エンジンスパム(SEOを不正に操作する手法)
現代では、スパム対策が重要視され、フィルタリング技術やAIを活用したスパム検知が発展しています。
まとめ
「 Spam (スパム)」は、もともとアメリカの缶詰肉「SPAM」に由来し、その後『モンティ・パイソン』のコメディ番組をきっかけに「しつこく繰り返される迷惑なもの」として知られるようになりました。
現在では、迷惑メールや不要なメッセージを指すIT用語として広く使われています。
次にスパムメールを見るとき、このユニークな歴史を思い出してみるのも面白いかもしれませんね!
阿久梨絵でした!