「 ハングアップ 」の語源──意外と知らない言葉の歴史

こんにちは、阿久梨絵です!
パソコンが ハングアップ した」「スマホがハングした」など、日常的に使われる「 ハングアップ 」という言葉。
しかし、よく考えてみると「ハング(hang)」は「吊るす」という意味なのに、なぜ「フリーズする」という意味になったのでしょうか?

「 ハングアップ 」はどこから来たのか?
英語の「hang up」との関係は?
昔の電話機が関係しているって本当?

この言葉のルーツをたどると、意外な歴史が見えてきます!

「ハングアップ」の語源は「電話を切る」から?

「ハングアップ(hang up)」は、もともと「電話を切る」という意味の英語表現でした。

・昔の電話機は、受話器をフックに「掛ける(hang)」ことで通話を終了していました。
・その動作から、「hang up the phone(電話を切る)」という表現が生まれました。

この「hang up」という言葉が、「動作が止まる」「処理が終了する」という意味に派生し、コンピューターの世界では「システムが停止する」「フリーズする」という意味で使われるようになったのです!

コンピューター用語としての「ハングアップ」

コンピューターの世界で「ハングアップ」という言葉が使われるようになったのは、1970年代以降です。

プログラムが異常停止し、操作を受け付けなくなる状態を「ハングアップ」と呼ぶようになりました。
「ロックアップ(lock up)」とも似た意味で使われることがあります。

つまり、「ハングアップ」=「処理が止まって動かなくなる」という意味が定着したのです!

「ハングアップ」と「フリーズ」の違いは?

ハングアップ」と似た言葉に「フリーズ(freeze)」があります。
どちらも「動作が止まる」という意味ですが、厳密には少し違います。

・「ハングアップ」 → システムが異常停止し、操作を受け付けなくなる状態
・「フリーズ」 → 画面が固まるが、内部では処理が動いている可能性がある

例えば、「ハングアップ」は完全に動作が停止し、強制終了が必要な状態を指すことが多いですが、
「フリーズ」は一時的な応答停止で、待てば復帰することもあるという違いがあります。

まとめ

「ハングアップ」はもともと「電話を切る」という意味だった!
昔の電話機の動作が、コンピューター用語に派生した!
現在では「フリーズする」「異常停止する」という意味で使われる!
「ハングアップ」と「フリーズ」は微妙に意味が違う!

普段何気なく使っている言葉にも、意外な歴史と進化の背景があることが分かりますね!
次に「ハングアップした!」と言うときは、「昔の電話機の動作が語源だったんだな…」とちょっと思い出してみるのも面白いかもしれません。
阿久梨絵でした!

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