WordPress のMySQLデータ整理術! 必要・不要の見極めで最適化しよう

こんにちは、阿久梨絵です!
WordPress サイトを長く運用していると、データベースがどんどん膨れ上がり、
サイトの表示速度が遅くなったり、管理が難しくなったり することがあります。

そこで重要になるのが、「必要なデータ」と「不要なデータ」の見極めです!
この記事では、WordPressのMySQLデータベースを整理し、最適化するための方法を解説します。

1. WordPressデータベースの基本構造

WordPressのデータは、MySQLのテーブル に保存されています。
主要なテーブルとその役割を簡単にまとめると

テーブル名役割必要 / 不要の判断基準
wp_posts記事・固定ページ・メディア情報〇必要
wp_postmeta投稿のカスタムフィールド情報〇必要(ただし古いデータは削除可)
wp_commentsコメントデータ〇必要(スパムは不要)
wp_commentmetaコメントのメタデータ×不要(基本的に管理不要)
wp_termsカテゴリー・タグ〇必要
wp_termmetaタクソノミーのメタデータ×不要(カスタム用途がなければ削除可)
wp_usersユーザー情報〇必要
wp_usermetaユーザーの設定情報〇必要(古い設定は不要)
wp_optionsWordPressの設定〇必要(未使用オプションは削除可)
wp_linksリンク情報(ほぼ未使用)×不要(削除しても問題なし)

基本的に、投稿・ユーザー・設定関連のデータは「必要」だが、古いリビジョンやスパムコメントは「不要」

2. 不要なデータを見極めて削除する方法

1.古いリビジョンを削除(wp_posts)

WordPressは記事のリビジョン(過去バージョン)を自動保存 しています。
長年運用すると、膨大なリビジョンデータ が溜まることも!

リビジョン削除のSQL

DELETE FROM wp_posts WHERE post_type = ‘revision’;

・これで 古い記事のリビジョンデータを削除 できます!

2. スパムコメントを削除(wp_comments)

コメント欄が開放されているサイトでは、スパムコメントが大量に蓄積 されることがあります。
Akismetなどのスパムフィルターを活用していても、データベースには残っている可能性があります。

スパムコメント削除のSQL

DELETE FROM wp_comments WHERE comment_approved = ‘spam’;

不要なスパムコメントを一括削除!

3. 未使用のオプションデータを整理(wp_options)

WordPressの wp_options テーブルには、テーマやプラグインの設定情報 が保存されています。
しかし、不要になったプラグインを削除しても、その設定データは残ったまま になることがあります。

未使用データを特定するには

SELECT * FROM wp_options WHERE autoload = ‘no’;

・これで 自動読み込みされないオプションデータを確認できる ので、不要なものを削除できます!

3. データの最適化でサイト速度を向上

データベースを最適化

データベースの断片化 を防ぐために、定期的に最適化を実行しましょう!

最適化コマンド

OPTIMIZE TABLE wp_posts, wp_comments, wp_options;

・不要なデータを整理することで、WordPressの動作速度が改善!

まとめ

投稿・ユーザー・カテゴリ関連のデータは「必要」
古いリビジョン・スパムコメント・未使用オプションは「不要」
SQLを活用して不要なデータを削除&データベースの最適化を実施
定期的なメンテナンスでサイト速度を維持!

WordPress のMySQLデータベースを賢く管理すれば、パフォーマンスの向上&サイト運営の効率化が可能 です!
ぜひ適切な整理をして、快適なWordPressサイトを維持しましょう。
阿久梨絵でした!

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