WordPress のユーザー権限とは?管理者・編集者などの役割と適した人

こんにちは、阿久梨絵です!
WordPress では、サイトの管理やコンテンツの編集を行う人ごとに適切な権限を設定できます。
適切な権限を割り当てることで、セキュリティを強化しながら運営をスムーズに進めることが可能になります。
今回は、WordPressの主なユーザー権限と、それぞれどんな人に向いているのかを詳しく解説します!

管理者(Administrator)

管理者は、WordPressサイトのすべての操作が可能な最上位権限です。
サイト設定の変更、プラグインの追加・削除、ユーザーの管理など、サイト全体の運営を担当する役割です。

できること

サイトの設定変更
テーマやプラグインの追加・編集
ユーザー管理(新規追加・権限変更)
記事の投稿・編集・削除

どんな人向け?

サイトの所有者 → WordPressの運営全体を管理する人
企業のWeb担当者 → 技術的な設定やコンテンツ管理を担当する人
開発者 → テーマのカスタマイズやプラグイン管理を行う人

注意点

管理者権限を持つユーザーはすべての操作が可能なため、権限の付与には慎重になるべきです。

編集者(Editor)

編集者は、コンテンツ(記事・ページ)の管理に特化した権限を持っています。
サイトの構造や設定は変更できませんが、記事の公開や編集が可能なため、コンテンツ制作を担当する人向けの権限です。

できること

記事の作成・編集・公開
他の投稿者の書いた記事の編集
メディア(画像・動画)の管理
コメントの管理

どんな人向け?

ライター・ブロガー → 記事を執筆・編集する人
コンテンツマネージャー → 企業ブログやメディアの管理担当
マーケティング担当者 → 記事のSEO対策やコンテンツ戦略を考える人

注意点

編集者にはテーマやプラグインの変更権限がないため、デザインや機能の調整はできません

投稿者(Author)

投稿者は、自分の投稿の管理のみが可能な権限を持っています。
他のユーザーの投稿を編集できないため、複数人が記事を執筆するサイトで安全に運用できる権限です。

できること

自分の投稿の作成・編集・公開
メディアの追加(画像・動画など)
他の人の投稿の編集は不可

どんな人向け?

ゲストライター → 一定期間だけ記事を書く人
社内のライター → 自分の記事のみ編集できれば十分な人
個人ブログの執筆者 → サイトの運営には関与せず、自分の投稿のみ行いたい人

注意点

・投稿者はプラグインやテーマの管理はできないため、サイト構造の変更は不要な場合に最適です。

寄稿者(Contributor)

寄稿者は、記事の作成はできるが公開はできないという権限を持っています。
投稿した記事は、編集者や管理者が確認し、公開の許可を出す形になります。

できること

記事の作成(公開は不可)
他のユーザーの投稿編集は不可
画像のアップロードも不可

どんな人向け?

ゲスト投稿者 → 一時的にコンテンツを書く人
企業サイトのライター → 公開前に編集者のチェックが必要な環境

注意点

寄稿者は画像のアップロード権限がないため、必要な画像は別途共有する必要があります

購読者(Subscriber)

購読者は、記事の閲覧やコメントの投稿しかできない最も制限された権限です。
主に、メンバー限定のコンテンツを提供するサイトで活用されます。

できること

自分のプロフィール編集
コメント投稿
記事の投稿・編集は不可

どんな人向け?

会員制サイトの登録ユーザー → 限定コンテンツを閲覧する人
フォロワー向けブログ → 特定のユーザーのみがコメントできる環境

注意点

・購読者には記事編集権限がないため、基本的に閲覧のみの用途になります。

まとめ

WordPress の権限設定は、適切に役割を分担することで、サイト運営を効率化できます。

管理者(Administrator) → サイト運営の責任者向け(全権限あり)
編集者(Editor) → コンテンツ管理の担当者向け(記事の管理権限あり)
投稿者(Author) → 自分の投稿のみ編集したい人向け
寄稿者(Contributor) → 公開前にチェックが必要なライター向け
購読者(Subscriber) → コンテンツ閲覧のみを目的とするユーザー向け

この権限をうまく活用すれば、サイトの安全性を保ちつつ、チームでの運営がスムーズになります。
サイトの規模や運用方針に合わせて、最適な権限設定を行いましょう!
阿久梨絵でした!

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