こんにちは、阿久梨絵です!
WordPressのバックアッププラグイン BackWPup は、サイトのデータを安全に保存するために利用されます。最近の仕様変更により、Files(ファイル)とDatabase(データベース)の管理方法が変わった点があるため、それぞれの役割を詳しく解説します。
1. Files(ファイル)のバックアップとは?
Filesは、WordPressの物理的なデータを保存するバックアップです。
・テーマ・プラグインのファイル → wp-content/themes/ や wp-content/plugins/
・アップロードされた画像・メディア → wp-content/uploads/
・WordPressのコアファイル → wp-admin/ や wp-includes/(通常はバックアップ不要)
Filesの仕様変更点
・圧縮形式の変更 → ZIP形式の最適化により、バックアップサイズが軽量化
・保存先の選択肢が増加 → Google DriveやOneDriveなどのクラウドサービスとの連携強化
・スケジュール設定の改善 → ファイルバックアップの頻度を細かく調整可能
2. Database(データベース)のバックアップとは?
Databaseは、WordPressの動的なデータ(投稿・設定・コメントなど)を保存するバックアップです。
・投稿・ページのデータ → wp_posts テーブル
・コメント情報 → wp_comments テーブル
・ユーザー情報 → wp_users テーブル
・プラグインの設定データ → wp_options テーブル
Databaseの仕様変更点
・バックアップ速度の向上 → MySQLの最適化により、処理時間が短縮
・選択的バックアップが可能に → 特定のテーブルのみバックアップできるオプション追加
・復元機能の強化 → バックアップデータのインポートが簡単に
3. FilesとDatabaseの使い分け
バックアップ対象 | Files | Database |
---|---|---|
テーマ・プラグイン | 〇 | × |
画像・メディア | 〇 | × |
投稿・ページ | × | 〇 |
コメント・ユーザー情報 | × | 〇 |
サイト設定 | × | 〇 |
どちらを優先すべき?
・サイトのデザインや構成を守りたいなら → Filesのバックアップ
・投稿やデータを確実に保存したいなら → Databaseのバックアップ
・完全な復元をしたいなら → 両方のバックアップを取得するのがベスト
まとめ
・Files → WordPressのテーマ・プラグイン・画像などの物理データを保存
・Database → 投稿・コメント・ユーザー情報などの動的データを保存
仕様変更により、バックアップの速度向上・選択的保存が可能に
サイトの復元を考えるなら、FilesとDatabaseの両方をバックアップするのが理想
阿久梨絵でした!