こんにちは、阿久梨絵です!
EXCEL で住所データを扱う際、都道府県を分割する作業はよくありますが、データに誤りや不整合が含まれていると、正確な処理が難しくなります。本記事では、住所データのクリーニング方法を解説し、都道府県分割を効率的に行うためのポイントを紹介します。
1. 住所データの不整合の例
住所データには、以下のような不整合が含まれることがあります。
・表記ゆれ:例)「東京都新宿区」と「東京都 新宿区」
・不要なスペースや記号:例)「大阪府,大阪市」や「北海道札幌市 」
・都道府県名の欠落:例)「新宿区西新宿」や「大阪市中央区」
・誤入力:例)「東京都新宿区」→「東京都新宿市」
これらの不整合を解消することで、データの精度が向上し、後続の処理がスムーズになります。
2. 住所データのクリーニング手順
データの標準化
住所データを統一フォーマットに整形します。
・不要なスペースや記号を削除:EXCELのTRIM関数やSUBSTITUTE関数を使用して、余分なスペースや記号を取り除きます。
=TRIM(SUBSTITUTE(A1, ” “, “”))
・表記ゆれの統一:都道府県名や市区町村名の正式名称をリスト化し、VLOOKUP関数で置き換えます。
都道府県の分割
都道府県を分割するには、以下の方法が有効です。
・EXCELのLEFT関数を使用:都道府県名が先頭にある場合、文字数を指定して抽出します。
=LEFT(A1, 3) // 例:東京都、大阪府、北海道
・Power Queryを活用:Power Queryの「列の分割」機能を使い、「都」「道」「府」「県」を基準に分割します。
欠落データの補完
都道府県名が欠落している場合、以下の方法で補完します。
・郵便番号データベースを参照:郵便番号から都道府県を特定し、データを補完します。
・AIツールの活用:住所データの解析にAIツールを利用することで、自動的に補完することも可能です。
3. 効率的なクリーニングのポイント
自動化ツールの活用
EXCELのPower QueryやGoogleスプレッドシートのスクリプト機能を活用することで、手作業を減らし効率化できます。
データの検証
クリーニング後のデータを検証し、誤りがないか確認します。特に、都道府県名と市区町村名の組み合わせが正しいかをチェックすることが重要です。
定期的なメンテナンス
住所データは時間とともに変化するため、定期的にクリーニングを行い、最新の状態を保つことが必要です。
まとめ
EXCEL で住所データのクリーニングは、都道府県分割を正確に行うための重要なステップです。不整合を解消し、データを標準化することで、業務の効率化や分析の精度向上が期待できます。この記事を参考に、住所データのクリーニングを実践してみてください!
阿久梨絵でした!