こんにちは、阿久梨絵です!
データベースを扱う際、ランキングや売上集計を行うことがよくあります。特に「金額が多い上位5件だけを取得する」方法は、
・ECサイトの売れ筋商品を分析
・給与データの高額ランキングを抽出
・売上やパフォーマンス評価のデータ分析
といったケースで活用されます。
しかし、 SQL で正しくデータを絞り込む方法を知らないと、パフォーマンスが低下したり、正しい結果が取得できないことも…!
この記事では、シンプルな SQL クエリから応用的なデータ抽出方法まで を詳しく解説し、スムーズなデータ処理を実現するテクニックを紹介します!
SQLで「金額が多い順に並べて上位5件を取得」
基本の構文は以下のようになります。
SELECT product_name, price
FROM products
ORDER BY price DESC
LIMIT 5;
ポイント
・ORDER BY price DESC → 金額が高い順に並べる
・LIMIT 5 → 上位5件だけ取得
シンプルな構文で、最も高額なデータだけを抽出できます!
「カテゴリーごとに上位5件を取得」したい場合は?
カテゴリ別に上位5件を取得する場合、ROW_NUMBER() を活用することで柔軟なランキングが可能になります。
SELECT product_name, category, price
FROM (
SELECT product_name, category, price,
ROW_NUMBER() OVER (PARTITION BY category ORDER BY price DESC) AS rank
FROM products
) subquery
WHERE rank <= 5;
ポイント
・ROW_NUMBER() OVER (PARTITION BY category ORDER BY price DESC) → カテゴリーごとに順位を付ける
・WHERE rank <= 5 → 各カテゴリーの上位5件のみ取得
カテゴリ別のランキング作成に最適な方法です!
実際に使う際の注意点
・NULL値の扱い → COALESCE(price, 0) などを使ってNULLデータを回避
・同額データが多い場合の処理 → RANK() と DENSE_RANK() の違いを理解
・パフォーマンス最適化 → INDEX を設定し、高速なデータ取得を実現
大量データを扱う場合は、適切なインデックスを設定することで処理速度を改善できます!
まとめ
SQL を活用して「金額が多い上位5件」を正しく取得することで、データ分析の効率が向上します!
・ORDER BY + LIMIT を使えば、シンプルに上位5件を取得可能
・カテゴリ別に抽出する場合は ROW_NUMBER() を活用
・NULL値やデータの重複を考慮しながら最適なクエリを設計することが重要
ランキングデータの抽出や売上分析をスムーズに行うために、適切な SQL クエリを活用しましょう!
阿久梨絵でした!