こんにちは、阿久梨絵です！
NTTの VH-100 RT-500MI を利用していると、電源を入れた直後にインターネットが使えないことがあります。
これは単なる機器の問題ではなく、ルーターの構造や ネットワーク 接続の仕組みに関係しています。
本記事では、電源投入後に ネットワーク が遅れる理由と、迅速に接続するための最適な対策について詳しく解説します。
1． なぜ電源投入後にネットワークが遅れるのか？
ネットワークがすぐに使えない理由はいくつか考えられます。
主な原因を順番に見ていきましょう。
① ルーターの起動プロセス
Wi-Fiルーターは、電源が入ると以下のような処理を実行します。
1． 内部システムの起動（ファームウェアのロード）
2． ネットワーク設定の読み込み
3． インターネットとの接続確立（PPPoE認証など）
この起動プロセスは 数十秒〜数分 かかることがあり、電源投入直後にはネットワークがまだ準備できていない状態になります。
対策
・ルーターのランプが安定するまで 1〜2分程度待つ
・不要な機能のロードを減らす設定 を確認（管理画面に「高速起動」オプションがある場合）
② PPPoE認証の遅延（プロバイダとの接続）
NTTの光回線では、インターネットに接続する際に PPPoE認証 を行います。
この認証が完了するまでネットワークが利用できません。
特に、以下の条件では 認証処理に時間がかかる ことがあります。
・プロバイダ側のサーバーが混雑している（夜間や休日に遅延しやすい）
・ルーターの設定が適切にされていない（接続ログを確認）
対策
・ルーターのログを確認し、PPPoE認証の遅延がないかチェック
・プロバイダの障害情報を確認（公式サイトやサポートページ）
③ VDSLモデムとの同期が完了していない
VH-100 RT-500MI は VDSLモデム の役割も果たしています。
光回線の信号を変換し、インターネットへ接続するための重要な役割を担っています。
電源投入直後は VDSLの同期（通信確立） に時間がかかることがあり、この遅れがネットワーク接続の遅延につながります。
対策
・VH-100の「VDSL LINK」ランプが点灯するまで待つ（通常1〜2分）
・LANケーブルが適切に接続されているか確認（抜けや接触不良が原因になることも）
④ DHCPサーバーによるIPアドレスの割り当て
ルーターは、接続されたデバイスに IPアドレスを割り当てる（DHCP） ことでネットワーク通信を確立します。
この処理が遅れると、Wi-Fiに接続してもインターネットが使えない状態になります。
対策
・DHCPの設定を最適化し、IPアドレスの割り当てを高速化
・必要に応じて 手動でIPアドレスを設定（DHCPを無効にする方法もあり）
2． すぐにネットワークを使うための対策
ネットワークの遅延を防ぐために、以下のポイントを見直してみましょう。
・ルーターの起動時間を短縮する設定を確認
・PPPoE認証のログを確認し、接続に時間がかかっていないかチェック
・VDSLモデムのランプが安定するまで待ち、確実に通信が確立するようにする
・DHCPのリース時間を短縮し、IPアドレスの割り当てをスムーズにする
・プロバイダやルーターの障害情報をチェックし、ネットワークの問題がないか確認
まとめ
・VH-100 RT-500MI は、起動時に複数のプロセスを実行するため、ネットワークがすぐに使えないことがあります。
・PPPoE認証、VDSLモデムとの同期、DHCPの処理が遅れることが主な原因です。
・設定を最適化することで、ネットワーク接続時間を短縮できます。
こんな時はどうする？
・「いつも接続が遅い！」 → ルーターのログを確認し、プロバイダの障害情報もチェック
・「DHCPのIPアドレス取得が遅い！」 → 手動でIPアドレスを設定し、DHCPの負担を軽減
・「PPPoE認証が遅い！」 → ルーターの設定を確認し、不要な接続設定を削除
ネットワーク の問題は設定次第で改善できます！
阿久梨絵でした！
