こんにちは、阿久梨絵です!
スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどでよく目にする JANコード (Japanese Article Number)。商品管理や在庫管理に欠かせないこのバーコードには、特定のルールと計算式があります。この記事では、 JANコード のコード体系とチェックディジットの計算式について詳しく解説します。
JANコード のコード体系
JANコード は、13桁または8桁の数字から構成されるバーコードです。一般的には13桁の JANコード (EAN-13)が使用されており、その構造は以下の通りです。
・国コード(3桁): 例:日本は「45」または「49」
・メーカーコード(4~5桁): 各メーカーに割り当てられる一意の番号
・商品コード(3~4桁): メーカー内で商品を識別するための番号
・チェックディジット(1桁): コードが正しく入力されたか確認するための数字
チェックディジットの計算式
チェックディジットは、 JANコード が正しく入力されたかどうかを確認するための1桁の数字です。計算方法は以下の通りです。
1.コードの偶数番目の数字をすべて足します。(例:2, 4, 6,…のように数えます)。
2.コードの奇数番目の数字をすべて足します。ただし、最初の桁を除いて計算します(例:2, 4, 6,…のように数えます)。
3.偶数番目の数字の合計を3倍します。
4.両方の合計を足し合わせます。
5.この合計を10で割ったときの余りを求めます。余りが0でない場合、10からその余りを引いた数がチェックディジットになります。
例: 仮に JANコード が「490123456789」だとすると、
偶数番目の合計: 9 + 2 + 4 + 6 + 8 = 29
奇数番目の合計: 4 + 0 + 1 + 3 + 5 + 7 = 20
偶数番目の合計 × 3: 29 × 3 = 87
合計: 87 + 20 = 107
チェックディジット: 107 ÷ 10 の余りは 7。10 – 7 = 3
したがって、チェックディジットは「3」となります。
まとめ
JANコード は商品管理や在庫管理に欠かせないバーコードであり、その正確性を保つためにチェックディジットが使用されています。チェックディジットの計算方法は標準化されており、すべての企業が同じ方法を使用します。この記事を通じて、 JANコード の仕組みとチェックディジットの計算方法について理解が深まれば幸いです。
阿久梨絵でした!