GBとGiBの違いとは? ストレージ 選びで知っておきたい基礎知識

こんにちは、阿久梨絵です!
デジタル機器や ストレージ を選ぶ際、「GB」と「GiB」という用語を見かけたことはありませんか?一見似ているこれらの単位ですが、実は計算基準が異なり、これが容量のズレの原因となることがあります。本記事では、「GB」と「GiB」の違いを分かりやすく解説します。

1. GBとGiB、それぞれの定義

GB(ギガバイト)

GBは、10進数に基づくデータ容量の単位です。1GBは以下のように計算されます。
1GB = 1,000,000,000バイト(10の9乗)
この定義はストレージメーカーやマーケティングでよく使われています。

GiB(ギビバイト)

GiBは、2進数に基づくデータ容量の単位です。1GiBは以下のように計算されます。
1GiB = 1,073,741,824バイト(2の30乗)
コンピュータやオペレーティングシステムが内部的に扱うデータ容量は、この2進数ベースの定義に基づいています。

2. 容量のズレが生じる原因

ストレージメーカーは10進数の「GB」を基準に容量を表示しますが、コンピュータは2進数の「GiB」を基準に認識します。これが「表記上の容量」と「実際の利用可能容量」の違いを引き起こします。

例えば、ハードドライブが「1TB(1,000GB)」と表記されている場合、実際にコンピュータ上で認識されるのは約931GiBとなります。

表記10進数(メーカー表示)2進数(実際の容量)
1GB1,000,000,000バイト約0.93GiB
500GB500,000,000,000バイト約465GiB
1TB1,000,000,000,000バイト約931GiB

3. どんな場面で影響がある?

ストレージ購入時

容量が少ないと感じるのは、メーカーの「GB」表記とコンピュータの「GiB」認識の差が原因です。例えば、「1TB」のハードディスクを購入しても、実際に利用可能な容量は約931GiBです。

ソフトウェアやゲームのインストール

・アプリケーションやゲームが指定する容量要件は2進数(GiB)で計算されるため、注意が必要です。

バックアップやデータ管理

大量のデータを扱う場合、この違いを理解していないとストレージが不足する可能性があります。

4. 覚えておきたいポイント

GB = 10進数、1GB = 1,000,000,000バイト
GiB = 2進数、1GiB = 1,073,741,824バイト
実際の利用可能容量を計算する際には、2進数を基にした値(GiB)が重要です。

まとめ

「GB」と「GiB」の違いを理解することは、 ストレージ の選び方やデータ管理において非常に重要です。この知識があれば、次回 ストレージ デバイスを購入するときやデータ容量を計算するときに、正確な判断ができるようになります。容量の単位を正しく理解して、より賢くデジタルライフを楽しんでみてください!
阿久梨絵でした!

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