こんにちは、阿久梨絵です！
ルーター の設定でSSID（Service Set Identifier）を隠すことは、ネットワークのセキュリティを向上させる一つの方法として知られています。しかし、SSIDを隠すことにはメリットだけでなく、デメリットも存在します。今回は、SSIDを隠すことのメリットとデメリットについて詳しく解説します。
SSIDとは？
SSID（Service Set Identifier）は、無線LANネットワークの識別子であり、ネットワーク名として表示されます。デバイスがWi-Fiに接続する際に、利用可能なネットワークの一覧として表示されるのがSSIDです。
SSIDを隠す設定とは？
SSIDを隠す設定は、 ルーター の管理画面で行います。この設定を有効にすると、Wi-FiネットワークのSSIDがデバイスのネットワーク一覧に表示されなくなります。ユーザーは手動でSSIDを入力して接続する必要があります。
SSIDを隠すことのメリット
1. セキュリティの向上
SSIDを隠すことで、ネットワークが見えなくなり、不正アクセスを試みる人々に対して目立たなくなります。これにより、セキュリティが向上し、ネットワークへの不正アクセスのリスクを減らすことができます。
2. プライバシーの保護
SSIDを隠すことで、近隣の人々や通行人に対してネットワーク名が表示されなくなり、プライバシーが保護されます。特に、個人情報を含むSSID名を使用している場合には、有効な対策となります。
SSIDを隠すことのデメリット
1. 利便性の低下
SSIDを隠すことで、新しいデバイスをネットワークに接続する際に手動でSSIDを入力する必要があり、利便性が低下します。特に、頻繁に新しいデバイスを接続する場合には、手間がかかります。
2. セキュリティ効果の限界
SSIDを隠すことは、セキュリティの向上にはつながりますが、決定的な対策とは言えません。高度な知識を持つ攻撃者は、隠されたSSIDを検出することが可能です。そのため、他のセキュリティ対策（強力なパスワードや暗号化など）と併用することが重要です。
3. トラブルシューティングの難化
SSIDを隠すことで、ネットワーク接続の問題が発生した際にトラブルシューティングが難しくなることがあります。SSIDが表示されないため、接続先の特定や確認が難しくなる場合があります。
SSIDを隠す際のおすすめの対策
1. 強力なパスワードの設定
SSIDを隠すだけでなく、強力なパスワードを設定することで、セキュリティを大幅に向上させることができます。長くて複雑なパスワードを使用し、定期的に変更することが推奨されます。
2. WPA3暗号化の使用
最新の暗号化プロトコルであるWPA3を使用することで、ネットワークのセキュリティをさらに強化することができます。WPA3は、従来のWPA2に比べて強力なセキュリティを提供します。
3. ファイアウォールの設定
ルーター のファイアウォールを設定することで、不正アクセスを防ぐことができます。不要なポートを閉じたり、特定のIPアドレスからのアクセスを制限したりすることが効果的です。
まとめ
ルーター の設定でSSIDを隠すことには、セキュリティの向上やプライバシーの保護といったメリットがありますが、利便性の低下やセキュリティ効果の限界といったデメリットも存在します。SSIDを隠す際には、強力なパスワードの設定、WPA3暗号化の使用、ファイアウォールの設定など、他のセキュリティ対策と併用することが重要です。これにより、安全で快適なネットワーク環境を構築することができます。
阿久梨絵でした！
