固定長レコード を簡単に可変長レコードに変換する方法

こんにちは、阿久梨絵です!
データ管理や処理の現場では、 固定長レコード と可変長レコードが広く使われています。 固定長レコード は、各フィールドが決まった長さを持つため、シンプルで扱いやすい一方、データの柔軟性に欠けることがあります。可変長レコードに変換することで、データの柔軟性や効率性を向上させることができます。この記事では、プログラミングを使用せずに、 固定長レコード を簡単に可変長レコードに変換する方法を紹介します。

必要なツール

この方法では、Microsoft EXCELやGoogle Sheetsなどのスプレッドシートソフトウェアを使用します。これにより、手軽にデータの変換が可能です。

手順1: 固定長レコード をスプレッドシートにインポート

まず、 固定長レコード のデータをスプレッドシートにインポートします。データがテキストファイルに保存されている場合は、以下の手順でインポートできます。

EXCELの場合

1.EXCELを開き、「データ」タブをクリックします。

2.「テキストファイルから」を選択し、データファイルを選びます。

3.インポートウィザードで、「固定幅」を選択し、「次へ」をクリックします。

4.データの区切り位置を設定し、「完了」をクリックします。

Google Sheetsの場合

1.Google Sheetsを開き、「ファイル」-「インポート」を選択します。

2.「アップロード」タブからデータファイルをアップロードします。

3.インポート設定で「固定幅」を選び、データをインポートします。

手順2: 固定長フィールドをトリムする

1.固定長フィールドには、不要なスペースが含まれていることがあります。これを取り除くために、スプレッドシートの「TRIM」関数を使用します。

2.新しい列を追加し、「=TRIM(A1)」のように入力します(A1は元のデータのセルを指します)。

3.残りのデータに同じ操作を適用します。

手順3: 可変長レコードに変換する

1.各フィールドをトリムした後、可変長レコード形式に変換します。これは、スプレッドシートの機能を利用して、各フィールドを動的に結合することで行います。

2.新しい列を追加し、必要なフィールドを結合します。例として、「=CONCATENATE(B1, C1, D1)」のように入力します(B1、C1、D1はトリムされたデータのセルを指します)。

3.可変長レコードとして必要な項目、並び等を変更する場合、このタイミングで行います。

手順4: データをエクスポートする

最終的に可変長レコード形式に変換されたデータをエクスポートします。

EXCELの場合

1.「ファイル」タブをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。

2.保存形式として「CSV(カンマ区切り)」を選択し、ファイルを保存します。

Google Sheetsの場合

1.「ファイル」-「ダウンロード」-「カンマ区切りの値(.csv)」を選択し、ファイルをダウンロードします。

まとめ

固定長レコード を可変長レコードに変換することで、データの柔軟性と効率性が向上します。スプレッドシートソフトウェアを使用することで、プログラミングを使用せずに簡単に変換が可能です。この記事で紹介した手順を参考にして、データの変換を試してみてください。
阿久梨絵でした!

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