こんにちは、阿久梨絵です！
WordPress サイトを構築する際に、特定のページにカスタマイズされたテンプレートを適用するために重要なファイルがpage.phpです。このファイルは、 WordPress テーマ内で固定ページのテンプレートとして機能し、ページごとのデザインやレイアウトを定義します。この記事では、page.phpの役割や活用方法について詳しく解説します。
1. page.phpの基本的な役割
page.phpファイルは、 WordPress テーマの一部として、固定ページ（ページ）の表示を管理します。固定ページとは、ブログの投稿とは異なる、静的なコンテンツページのことです。例えば、About（概要）ページやContact（お問い合わせ）ページなどが含まれます。
主な役割
・固定ページのテンプレート: 固定ページのデザインやレイアウトを定義します。
・カスタムテンプレートの適用: 特定の固定ページにカスタムテンプレートを適用し、ページごとに異なるデザインを提供します。
・一貫したデザイン: サイト全体で一貫したデザインを保ちつつ、特定のページに独自のスタイルを適用します。
2. page.phpの構成要素
page.phpファイルの基本的な構成要素には、以下のようなものがあります。
基本的な構造
<?php get_header(); ?>
<main id=”main” class=”site-main” role=”main”>
<?php
while ( have_posts() ) :
the_post();
get_template_part( ‘template-parts/content’, ‘page’ );
// If comments are open or we have at least one comment, load up the comment template.
if ( comments_open() || get_comments_number() ) :
comments_template();
endif;
endwhile; // End of the loop.
?>
</main><!– #main –>
<?php get_sidebar(); ?>
<?php get_footer(); ?>
この基本構造により、ヘッダー、メインコンテンツ、サイドバー、フッターが表示されます。
3. 固定ページのカスタムテンプレート
page.phpをカスタマイズすることで、特定の固定ページに独自のテンプレートを適用することができます。カスタムテンプレートを作成する手順を紹介します。
ステップ1: カスタムテンプレートファイルの作成
固定ページ用の新しいテンプレートファイルを作成し、テーマのディレクトリに保存します。例えば、page-custom.phpとします。
ステップ2: テンプレートヘッダーの追加
テンプレートファイルの冒頭にテンプレートヘッダーを追加します。
<?php
/*
Template Name: Custom Template
*/
get_header();
?>
<main id=”main” class=”site-main” role=”main”>
<h1>This is a custom page template</h1>
<?php
while ( have_posts() ) :
the_post();
the_content();
endwhile; // End of the loop.
?>
</main><!– #main –>
<?php get_footer(); ?>
ステップ3: テンプレートの適用
固定ページの編集画面で、作成したカスタムテンプレートを選択します。
4. page.phpと他のテンプレートファイルの関係
page.phpは、固定ページ専用のテンプレートファイルですが、他のテンプレートファイルと組み合わせて使用することが一般的です。
get_header()、get_footer()の使用
・get_header(): ヘッダー部分を表示
・get_footer(): フッター部分を表示
・get_sidebar(): サイドバーを表示
これらのテンプレートタグを使用することで、共通部分を再利用し、テーマの一貫性を保つことができます。
5. page.phpのカスタマイズの注意点
子テーマの利用
page.phpをカスタマイズする際には、親テーマを直接編集するのではなく、子テーマを作成してカスタマイズすることを推奨します。これにより、親テーマのアップデートによる影響を回避できます。
バックアップの重要性
page.phpを編集する前に、必ずバックアップを取るようにしましょう。万一のトラブルに備えるためです。
まとめ
page.phpは、 WordPress テーマ内で固定ページのテンプレートとして重要な役割を果たします。固定ページのデザインやレイアウトを管理し、カスタムテンプレートを適用することで、サイト全体の一貫性を保ちながら特定のページに独自のスタイルを適用できます。適切にカスタマイズすることで、より魅力的で使いやすいサイトを構築することができます。
阿久梨絵でした！
