【完全ガイド】 Wake-on-LAN (WoL) の概要、使い方、注意点

こんにちは、阿久梨絵です!
リモートでパソコンの電源を入れることができると、とても便利ですよね。そんな機能を提供してくれるのが Wake-on-LAN (WoL) です。この記事では、WoLの概要、使い方、注意点について詳しく解説します。リモートワークやIT管理に役立つ情報が満載です。

Wake-on-LAN (WoL) の概要

Wake-on-LAN (WoL) は、ネットワークを介してリモートでコンピュータの電源を入れることができる技術です。WoLを使うと、スタンバイモードやシャットダウン状態にあるコンピュータを、特定の「マジックパケット」と呼ばれる信号を送ることで起動させることができます。

使い方

1. BIOS/UEFI設定

まず、パソコンのBIOSまたはUEFI設定で Wake-on-LAN を有効にする必要があります。

1.パソコンを再起動し、BIOS/UEFI設定にアクセスします(通常、起動時にDelF2を押します)。

2.Power Management や Advanced セクションを探し、 Wake-on-LAN オプション有効にします。

2. OS設定

次に、使用するオペレーティングシステムでWoLを有効にします。ここでは、Windowsの場合を例に説明します。

1.デバイスマネージャーを開きます(スタートメニューで「デバイスマネージャー」を検索)。

2.ネットワークアダプタープロパティを開きます。

3.電源管理 タブ Wake on Magic Packet有効にします。

3. クライアントツールの準備

WoLパケットを送信するためのツールをインストールします。Windows用の例として、Depicus WOL があります。

1.Depicus WOLインストールします。

2.ツールを開き、ターゲットPCMACアドレスとブロードキャストアドレス入力します。

4. WoLパケットの送信

上記の情報を入力した後、「Wake Up」ボタンをクリックしてWoLパケットを送信します。

1.パケットが送信されると、ターゲットPCが起動します。

注意点

1. 電源供給

WoLが機能するためには、スタンバイモードやシャットダウン後でもネットワークアダプターに電源が供給されている必要があります。この設定はBIOS/UEFIで行うことができます。

2. セキュリティリスク

WoLは、ネットワークを通じてリモートでコンピュータを起動させるため、セキュリティリスクが伴います。不正アクセスやマジックパケットの悪用に注意が必要です。ネットワークセキュリティの強化や、信頼できるネットワーク環境での使用を推奨します。

3. 設定の複雑さ

WoLを正しく設定するためには、BIOS/UEFI設定、OS設定、ネットワークアダプター設定の全てを調整する必要があります。設定に不慣れな方は、詳しいドキュメントやサポートを参考にすることをおすすめします。

まとめ

Wake-on-LAN (WoL) は、ネットワークを介してリモートでコンピュータを起動するための便利な技術です。BIOS/UEFI設定、OS設定、そして適切なツールを使ってWoLを有効にすることで、リモートワークやIT管理の効率が向上します。ただし、セキュリティリスクや設定の複雑さに注意しながら使用することが重要です。この記事を参考に、ぜひWoLを活用してみてください!
阿久梨絵でした!

Verified by MonsterInsights