パスワード のセキュリティ:12文字と8文字の違い

こんにちは、阿久梨絵です!
インターネットの普及に伴い、セキュリティの重要性がますます高まっています。特に、 パスワード の設定は重要なポイントです。多くのサイトやサービスでは、大文字、小文字、数字、記号を含む12文字以上の パスワード を推奨しています。では、同様の構成で8文字の パスワード を設定した場合、どれくらいのセキュリティが確保されるのでしょうか?

パスワードの強度とは?

パスワードの強度は、総当たり攻撃(ブルートフォースアタック)にどれだけ耐えられるかによって評価されます。総当たり攻撃とは、すべての可能な組み合わせを試してパスワードを破る手法です。この攻撃に対する耐性は、パスワードの長さと複雑さに依存します。

12文字のパスワード

大文字、小文字、数字、記号を使用した12文字のパスワードの組み合わせは非常に多く、総当たり攻撃に対する耐性が高いです。具体的な組み合わせの数は、次のように計算できます。

・大文字(26文字)
・小文字(26文字)
・数字(10文字)
・記号(約30文字)

これらをすべて含む場合、組み合わせの数は
92の12乗(約4.8クアデシリオン、4.8 x 10^24)です。これほど多くの組み合わせがあるため、現実的には総当たり攻撃で破ることは非常に困難です。

8文字のパスワード

同様に、大文字、小文字、数字、記号を使用した8文字のパスワードの組み合わせの数も計算できます。

これらをすべて含む場合、組み合わせの数は
92の8乗
(約6.4テラ、6.4 x 10^12)です。8文字のパスワードでもかなりの組み合わせが存在しますが、12文字に比べると総当たり攻撃に対する耐性は低くなります。

セキュリティの比較

12文字のパスワードは8文字のパスワードに比べて、遥かに多くの組み合わせを持ち、総当たり攻撃に対する耐性が強固です。以下は、総当たり攻撃にかかる推定時間の比較です。

8文字のパスワード:高性能コンピュータで数時間から数日
12文字のパスワード:同じ条件では数百年から数千年

まとめ

パスワード の長さと複雑さは、セキュリティの強度に大きな影響を与えます。大文字、小文字、数字、記号を含む12文字以上の パスワード は、総当たり攻撃に対する高い耐性を持ち、より安全です。一方で、8文字の パスワード でもある程度のセキュリティは確保されますが、12文字に比べると脆弱性が高まります。より強固なセキュリティを求めるなら、可能な限り長い パスワード を設定することをおすすめします。
阿久梨絵でした!

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