こんにちは、阿久梨絵です！
インターネットを使う上で、サイバー セキュリティ の知識はとても重要です。特に、「マルウェア」や「ウイルス」という言葉を耳にすることが多いですが、これらがどのように違うのかをご存じでしょうか？この記事では、マルウェアとウイルスの違いを中心に、サイバー セキュリティ の基礎について解説します。
マルウェアとは？
マルウェア（Malware）は、「Malicious Software（悪意のあるソフトウェア）」の略で、コンピュータやネットワークに悪影響を与える全ての有害なソフトウェアを指します。マルウェアには以下のような種類があります。
・ウイルス: 自己複製して他のプログラムに感染する。
・ワーム: ネットワークを介して自己複製し、広範囲に感染を広げる。
・トロイの木馬: 有益なソフトウェアを装ってインストールされるが、実際には悪意のある動作をする。
・スパイウェア: ユーザーの情報を秘密裏に収集する。
・ランサムウェア: ファイルを暗号化して、復号化のために身代金を要求する。
ウイルスとは？
ウイルス（Virus）は、マルウェアの一種であり、特に自己複製の能力を持つソフトウェアです。ウイルスは、ユーザーが意図的に実行するファイルやプログラムに感染し、そのファイルを通じて他のプログラムやファイルにも感染を広げます。以下はウイルスの特徴です。
・自己複製: ウイルスは自身のコピーを作成し、他のプログラムに感染します。
・感染経路: 感染したファイルを介して他のコンピュータに広がります。
・悪意のある動作: ファイルの破壊、データの削除、システムのパフォーマンス低下などを引き起こします。
マルウェアとウイルスの違い
マルウェアとウイルスの違いは、マルウェアが悪意のあるソフトウェア全般を指す総称であるのに対し、ウイルスはその中の一種類であるという点です。つまり、ウイルスはマルウェアの一部であり、他にも多くの種類のマルウェアが存在します。
具体的な例
ウイルスの例
ILOVEYOUウイルス: 2000年に広まったウイルスで、電子メールの添付ファイルとして送信され、受信者がファイルを開くと自己複製し、アドレス帳に登録されたすべてのコンタクトに感染を広げました。
他のマルウェアの例
WannaCryランサムウェア: 2017年に発生したランサムウェアで、感染したコンピュータのファイルを暗号化し、復号化するためにビットコインで身代金を要求しました。
Zeusトロイの木馬: 銀行情報を盗むために設計されたトロイの木馬で、ユーザーのキーストロークを記録し、銀行アカウント情報を盗み出しました。
セキュリティ 対策
マルウェアやウイルスからシステムを保護するためには、以下の対策が効果的です。
・アンチウイルスソフトのインストール: 最新のウイルス定義ファイルを持つアンチウイルスソフトをインストールし、定期的にスキャンを行います。
・ソフトウェアの更新: オペレーティングシステムやアプリケーションを常に最新の状態に保ち、 セキュリティ パッチを適用します。
・安全なブラウジング: 不審なウェブサイトを訪問しない、怪しいリンクや添付ファイルを開かないように注意します。
・強力なパスワードの設定: 複雑で推測されにくいパスワードを設定し、定期的に変更します。
まとめ
マルウェアは悪意のあるソフトウェア全般を指す総称であり、その中にはウイルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェア、ランサムウェアなどさまざまな種類があります。ウイルスはマルウェアの一種であり、特に自己複製の能力を持つソフトウェアです。コンピュータやネットワークを保護するためには、適切な セキュリティ 対策を講じることが重要です。
この記事が、マルウェアとウイルスの違いについての理解を深める一助となれば幸いです。
阿久梨絵でした！
