Xcode でのApp Store申請エラー対策:ITMS-90809エラーの解決方法

Xcode (iOSアプリ)開発で、アプリを申請した際、Xcode 側でアップロードが完了しTestFlightメニューで状況を確認していると、処理中になっていました。
数分後、確認すると何事もなかったかのように・・・。

これは却下されたパターンで、E-mailを確認すると、以下のメッセージが届いていました。
---エラーメッセージ---
We identified one or more issues with a recent delivery for your app, “****” 1.0 (1.0). Please correct the following issues, then upload again.

ITMS-90809: Deprecated API Usage – New apps that use UIWebView are no longer accepted. Instead, use WKWebView for improved security and reliability. Learn more (https://developer.apple.com/documentation/uikit/uiwebview).

---日本語訳---
アプリの最近の配信である「****」1.0(1.0)で1つ以上の問題が特定されました。 以下の問題を修正してから、もう一度アップロードしてください。

ITMS-90809:非推奨のAPIの使用法-UIWebViewを使用する新しいアプリは受け入れられなくなりました。 代わりに、セキュリティと信頼性を向上させるためにWKWebViewを使用してください。 詳細(https://developer.apple.com/documentation/uikit/uiwebview)

ーーー
そもそも、2020年12月以降廃止と言われているが、既存アプリは対象外なんだろうか?

最近申請したアプリでは、何事もなかったかのようにアップデート申請が行われていた。その環境をそのまま流用して制作したアプリで、こんなメッセージが届くのは???

UiWebViewって検索したけど、実装した覚えがない。

対処方法をまとめました。


対処方法
1.どこで使われているのか調べる方法は、ターミナル画面で、該当するプロジェクトをカレントディレクトリにして、以下コマンドを入力します。

  cd <制作したアプリのプロジェクトフォルダ>
  grep -r “UIWebView” .

2.使用されていた箇所(framework)が表示されたので、アップデート版が公開されているならアップロード、不要なら削除で現状の環境を変更する必要があります。

今回表示されたframework対処 3件で
 ・GoogleMobileAdsFramework 2件
 ・ImobileSdkAds

3.ターミナル画面で「pod update」を実施しても、状況変わらずでした。

4.GoogleMobileAdsFrameworkに関しては、いったん設定を削除して作り直して対処できました。

 rm -fr Pods

 pod install –repo-update

5.Frameworkフォルダに残っていた(手動で設定したものか不明)フォルダも削除します。

6.ImobileSdkAdsに関しては、「target」-「Link Binary With Libraries」で関連するフレームワークを削除「-」します。

実装した際のホームページを参照してみると以下が関与しています。現在使用していないので、フレームワークを削除します。
 ImobileSdkAds.framework、StoreKit.framework、AdSupport.framework

この作業により、TMS-90809のエラーは、解決しました。

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