XCODE7で、 sqlite3 の環境作成
XCODE7で、 sqlite3 を使用する際、環境が大きく変わってしまい、過去の資産が使えない現象が発生しました。
XCODE6までなら libsqlite3.dylib を組み込めば問題ありませんでした。
XCODE7で、libsqlite3.tbdを選択すると、sqlとして認識してもらえないため機能しません。
調査したところ、以下の方法が簡単でした。
1.ターミナル画面を開きます。
2.画面を開くと、四角い画面が表示されます。
ディレクトリを変更するので、“cd “を入力します。
“cd”の後に、半角スペース1個(以下の表記上では、_としています。)を入れておきます。
今回固有の情報は、省略しています。
$ cd_
3.Finderで、iosアプリの環境があるフォルダ(<iosアプリ名>.xcodeprojが格納されて
いるフォルダ)を表示します。今回は、”sql_app”としています。
4.3で表示した画面の上部をクリックして、ターミナル画面にドロップします。
(フルパスがセットされます。)
または、フルパスで手入力します。<Username>は、ログインした時のユーザ名。
$ cd /users/<Username>/Documents/sql_app
5.以下のコマンドを入力して、「enter」キーを押します。
パスワードの入力を指示されるので、パスワードを入力してください。
sql_app username$ sudo gem install cocoapods
6.このフォルダ(<iosアプリ名>.xcodeprojが格納されているフォルダ)上に、podfileを
作成します。操作は、viエディタの使用方法参照。
7.podfile の中身は、以下の定義としてください。
「target ‘sql_app’ do」は、作成したアプリ名に合わせた定義で指定します。
platform :ios, '7.1' target 'sql_app' do pod "FMDB' end
8.以下のコマンドを入力します。
sql_app username$ pod install
9.処理が正常に終わると、フォルダ内に、sql_app.xcworkspaceが作成されます。
エラーがある場合は、赤いメッセージが表示されるので、再度手順を見直してください。
10.sql_app.xcworkspaceをダブルクリックして、XCODEを起動します。
11.ファイル一覧でpodファイルが作成されていることを確認します。
12.target - Build Phases ー Link Binary With Librariesで「+」をクリックします。
左下の「Add Other…」を選択ます。
13.一覧画面が表示されたら、上部のプルダウンで「lib」を選択します。
14.libの一覧から、[libsqlite3.0.dylib]を指定します。
指定後、[libsqlite3.0.dylibが追加されていることを確認します。
15.これで、sqlite3を使用できる環境は整いました。